雨降り

 雨、気温は2度。

 昨日、書いた通り北海道の空に運び込まれた汚れた空気は、雨をもたらした。気温が高いのも雲が丁度温室ガス効果のような働きをして地上の暖かい空気を上空に逃さないためと思われる。昨日の午前中の青空が嘘のような気がする。

 今の空は、雨と共にガスがかった状態で北京の空もこんな感じなのだろうと思う。或いは、50年前の日本の工業地帯はいつもこのような空を見ていたのかもしれない。

 天気図では満州あたりに高気圧が張り出し、日本列島を前線を伴った低気圧が通過中である。そのため丁度汚れた空気の塊が間を通過する通り道に成った感が有り、今日一日影響が有りそうである。

 明日には、大陸の高気圧が北海道上空に来るため、汚い空気もそれと同時に南に押し出されると思われる。そうなると関東東北上空を汚染された空気が流れていくと思う。

 北海道民にとってあと一日の辛抱であるし、これから本格的に北風が吹きこむ時期になるので影響が少なくなるが、関東方面はこの汚染された空気の影響下にあり続けるだろう。

 昨日記事にも書いたが、他人の吐き出す煙草の煙程嫌なものは無い。自分は綺麗な空気を吸っていたいのに遠慮なくこちらに吹き寄せてくるからである。煙草のみの悪い所は、それを判りながらこれ見よがしに吸い続けるところである。

 人のたばこなら煙の無い所に移動すれば済むところだが、大陸規模の煙の害は、飛行機でも使ってどこか遠くに移動しなければ防ぎようもない所が残念である。