東芝

 雪、マイナス1度。年末の飲み会の影響で少し風邪気味に成ってしまった。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASHDP77CRHDPULFA04D.html) 

不正会計にゆれる東芝は21日、2016年3月期の業績予想が営業損失は3400億円、純損失は5500億円になると発表した。赤字幅はいずれもリーマン・ショック後の09年3月期を上回り、過去最悪になる。国内外でグループ従業員の約5%にあたる約1万人を削減し、赤字の大きい家電事業を縮小して、再建を急ぐ。工場の売却や事業統合も検討しており、リストラは今後も続きそうだ。

 リストラ費用約2300億円の計上に加え、稼ぎ頭の半導体のメモリー事業の収益が悪化していることが営業損失につながった。純損失は、工場売却に伴う損失約300億円のほか、利益があがることを前提に税金の前払い分を資産に計上する「繰り延べ税金資産」を約2600億円取り崩す。長年の不正会計で隠されていた「ウミ」が一気に表に出た形だ。室町正志社長は21日に開いた記者会見で「過去最大の赤字で大変不本意だが、痛みを伴うリストラをこのタイミングで断行することが必要と判断した」と述べた。

(中略)

 一方、財務基盤を強化するため、ヘルスケア事業の中核子会社でCTやMRIなどの画像診断装置を手がける「東芝メディカルシステムズ」の売却を進めることを明らかにした。POSとよばれる販売時点情報管理システムをてがける東芝テックも売却を検討する。

 上記報道の中で思うのは、自分たちの身を切るのに残すものと捨てるものの選択である。不採算部門を大胆に切り捨てることも必要だが、利益を上げている部門も切り離すことが果たして正しい選択なのか?

 結果は、未来の東芝が生き残っているかどうかで判断されるだろうが、この先利益を上げれるか不透明な原子力事業を残すことは禍根となるような気がする。この判断をした経営陣が再建策を考えているのだろうが、優秀な人材を懐に残すことができればまだしも、志ある人物は、これを契機に抜け出すような気がする。

 島耕作ならこの判断をどう思うだろうか。