お正月

 曇り、気温はマイナス9度。

 お正月も三が日と呼ばれる期間は過ぎてしまい。既に自分の中では平常運転である。小学生の頃、お正月が明けたら冬休みの宿題をしようと思い、正月明けは何時からだろうと考えたことが有った。

 そこで思い付いたのがテレビ番組が正月の装いを止めたらそこで終わったことにしようということである。それでいつ終わったかと言えば、昔の成人式が1月15日で固定だった頃なのだが、その日まではテレビでは延々と正月の装いの番組が続いていた。

 自分もそれに安心してまだ正月が明けていないから冬休みの宿題をせずにゴロゴロしていた記憶がある。今思えば、ちびまる子ちゃんの世界をまんま過ごしていたことに成る。

 そして、その頃の冬休みは1月の20日過ぎに終わっていたから、残りの日は、宿題の山と戦っており、おわりの見えない戦いに破れ適当にこなして提出したのを覚えている。

 そういった日々の馬鹿さ加減に自分でも呆れていたのは間違いない。本当にアホだった。


 社会人に成るとそんなことをしていられない。確実に正月明けには仕事をしなければならないし、休んでもいられない。そこは、子供と大人の違いである。やはり大人には成るものである。正月気分もどこかに飛んでしまう日々が来てしまうのも事実である。

 夢のような小学生時代をもう一度過ごしたいと思うし、本当にタイムマシンに乗って見たい。そして戻ったらその頃の自分に活を入れたいくらいである。

 まあそれでもその頃は、それでも良かった時代なのだった。