吹雪

 曇り、気温はマイナス3度。

 昨日は、道内猛吹雪の予報でその通りの気象に成ったところもあれば風のみで過ぎて行ったところもある。しかし、太平洋側にある低気圧の歩みは台風並みに遅く、更に帯状に成った低気圧の連なりが今週一杯北海道上空を覆う。

 天気図を見ると石狩平野の方は、北部が雪の中心になり南部は、2日後辺りに雪のピークが来そうである。今年初めての大雪に見舞われそうである。

 この時期このような低気圧が来るのも太平洋が高緯度で海水温が上昇しているからだろう。海水温が高いと海面から発生する水蒸気の量が増えるため発生した低気圧に絶えず上昇気流のエネルギーを与えることに成る。

 そのため勢力は高緯度に北上しても中々勢力を衰えさせない原因となる。そしてその暖かい湿った空気を含んだ塊が、シベリアから南下している冷たい空気の塊と衝突すれば、巨大な雲が発生し雪雲に成り今回のような天気をもたらす。

 地球温暖化の影響が言われて久しいが、こういった気候の変動が激しいのが特徴と思うと。そういった現象が感じられるようなところまで来てしまっているということである。

 この先といってもまだ先だろうが、確実に人間が暮らしていくには相応しくない環境になるのは間違いないだろう。