晴れ、気温はマイナス6度。


 昨日の夜は、ここ数日の寝不足の影響で夜の10時前にはいつの間にか眠ってしまった。睡眠は充分と言うか寝過ぎて頭がぼんやりする。

 そんな時は、朝方いつもの習慣で体が起きようと思うのだが心がまだ起きたくないと抑制するため睡眠が浅くなる。それで何度も夢を見る。

 その夢は、怖い夢であったり、ロマンチックな夢であったりするのだが、その比率は怖い夢の方が多いように感じる。だから少しロマンチックな夢を見ている時は、夢から覚めるのが惜しく感じるものである。人生でも中々起きえないことが夢で実現するのだから当たり前である。

 夢は、何かの暗示であるということで夢占いと言うのがあるが、もしそれが本当だとすると人間には予知能力が備わっているという事に成る。いわゆる正夢と言うやつである。

 自分にも現実に起こったことが以前夢に見たような感覚に襲われることがある。それは何時もの事ではないがあるのは事実である。だからと言って自分に予知能力があるはずもなく。

 もし、そういう能力があれば事前に危機回避をするのだから予知が実現することはない筈である。と言い切るのも可笑しいが、それ程の能力を人間が備えているとは思えない。

 ここでもしあるとすれば、神のような存在が人間を操るために行うのであれば納得がいくが、もしそうだとしてもこの世の事象を変えるには、相当数の人間が関与しなければならないのだから、マンツーマンで神が存在する必要が出てくる。

 ただし、こういった者も信じる人は存在し、それに共感を覚える人は少なからず存在する。それが集まれば集まる程にやがて一つの宗教に成るのである。

 宗教を始めた人の多くは、夢と現実の世界を行き来する人間で言葉が非常に上手い人間なのだろうと思う。夢を正夢、予知をしたと他の人に信じさせるほどなのだから。

 色々な宗教は、予言から始まる。その多くは、眠っている間に見た夢なのだろうと思う。そしてその夢の内容が、自分が主役では無く、神のような第3者的感覚で視れる能力を持った人なのだろう。確かにそれは特殊能力だろうと思うが、本当に罪な事だと思う。