危機意識

 吹雪、気温は1度。

 朝方風が強いなと思っていたら途端に吹雪きだした。丁度日本海側に近づいてきた低気圧が西側にあるため、南から西に強い風が吹く形になった関係である。そのため太平洋側から来る暖かい風に乗って降る雪も湿り気を帯びている。

 そして、季節の変わり目になったと思う。今後、寒い日はまだ続くが、春の訪れももう少しという所である。

 日曜日に、北朝鮮の騒ぎが有り、そして月曜日は、松山選手がアメリカツアー2勝目を飾った。その前に台湾の地震があった。何となく、色々なニュースが矢継ぎ早に流れることでそれまで賑わっていたベッキーや清原のニュースも報道量が減って感じである。

 しかし、国民の感覚からすれば大多数の人が北朝鮮のミサイル発射など何の影響も感じないのだろうと思う。ミサイルがどうしたのと言う感じだろう。もしかすると日本に落ちてくるかもしれないのにと一部の人が心配しているだけで、用心している人を見て大げさにと感じている人も多いだろう。

 でも、もし本当に日本国内それも自分の身近に落ちたら大騒ぎするのは目に見えている。そんな人任せにしていてばかりで危機意識を持たないでどうするのだろうと思う。

 そして、最近続けて起きる関東地方の地震にしても、5年前に起きた東日本大震災の事を忘れてしまったように感じる。普通ならかなりの強さの有感地震が何度も起きたら、また大きな地震が来ると感じないのだろうか。

 以前有った、首都機能の移転の話も、かなり大きな課題だった筈が、課題が大きすぎたばかりに何となくやることが多すぎてブレーキが掛かってしまった。

 今、関東大震災並みの直下型地震が東京を襲えば日本に危機が訪れるのは間違いないのにもかかわらず、危機意識を感じないのは何故なのだろうと思う。

 

 きっと少なからずそういう思いを持つ国民はいるはずである。しかし、国を守らなければならない国会議員に危機意識は感じられず、目の前の選挙の事で大忙しらしい。国民の代弁者などという地位にいる人間とはとても思えない。

 本当に日本人は、ゆでガエルである。