J2コンサドーレ 順位は

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 J2開幕まであと少しに成ってきた。スカパーで放送している「Jリーグマッチデーハイライト」の開幕直前スペシャルで毎年恒例のJ2順位予想が発表されていた。

 予想した人は、元マリノスの小村さん、元横浜FC監督の山口さん、元浦和の福田さん、後藤さん、元日本代表の鈴木さん、元名古屋の平野さんであった。

 それぞれの予想では6位以内が無く中の上という状況だった。ある意味的を得ていると思われるが、戦国J2はそう簡単では無い。戦力で優位なチームが必ずしも上位に来ることは無く、J1からの降格チームもJ1で戦っていたからレベルが高いかと言えばそうでもなく、得てしてプレーオフから昇格して直ぐ降格したチームは下位に沈むことが多い。去年の徳島のようなものである。

 J1の下位チームとJ2の上位チームの実力は同程度であるのは間違いなく、その戦力をシーズン通して活躍させることができたチームが昇格候補になる。その通年で実力を発揮させるのもチームの力でその中で監督の役割が重要であるのは言うまでもない。

 コンサドーレの場合、選手の能力を見れば年齢の高い小野、稲本、河合という選手たちがシーズンを通して活躍できないと思われているだろうし、ブラジル人3選手も一人は訳有りの選手で残り2人もブラジル2部チームの出身という事で能力的に高く評価されていないだろう。

 更に付け加えるなら、若手の突き上げが無い点だろう。荒野、堀米、中原、神田、深井、永坂と若手というよりは既に中堅になる選手はいるが、外国人選手が加入すると弾きだされるようでは、残念ながらまだまだというしかない。

 荒野などはオリンピック代表候補になり予選にも出場していたのだからコンサドーレでスタメンを張っていても良い筈なのにまだ信頼を得ていないのは残念である。

 さらに残りの既に中堅に成った宮澤、櫛引、上里、石井などもまだJ2レベルの域を脱していない。この辺りもベテランを押しのけてスタメンを張るくらいで無いとシーズンを通して上位に顔を出すのは厳しいだろう。

 自分も予想するなら、ぶっちぎりの2位以内は難しいと思う。目標はプレーオフ圏内が素直な感想である。もし、優勝するというなら守備が破綻せず外国人3選手と都倉のコンビネーションが上手く当り得点を量産するというような宝くじに当った状態でなければならない。

 やはり問題は、コンサドーレの守備ラインが弱いという事である。新加入の増川も上下動にはフアンがあり判断が悪く見えるし、河合は故障がち、櫛引は、時折自信の無いプレーをする点で問題で、福森も本来なら一つ上のMFタイプであるので守備でポカをする。

 本当は、若手の櫛引、福森、永坂あるいは進藤辺りでラインを組みたい。河合は後半守備固めでボランチで出すような形、増川も守備固めで使いたい。四方監督がDFを成長させるために開幕からそういった布陣をしてくるかそれともベテラン中心の先発にしてくるか興味深い。

 更に、スタミナと怪我が心配な小野、稲本の起用方法も気に成る。フルで試合に出ることが可能であれば良いのだがフルシーズンフル出場は現実的に見て無理だろうから、その代りに宮澤、上里、石井、堀米、前兄弟辺りが交代で出ることに成るだろうが、代わりに出るのではなく小野、稲本をベンチに追いやるくらいの活躍を見せて欲しいものである。

 開幕前は、現実を直視しなくて良い時期である。成績を予想するのも楽しい時期である。シーズンが始まると選手一人一人の好不調や、順位を気にしながらの応援に成るため今の時期とはまた違った思いがある。

 選手全員が大きな故障なく過ごせればかなり上位に食い込めると予想するが果たして11月頃にはどういった結果に成っているのだろうか。