老いるということ

 晴れ、気温は13度。予報では今日は夏日になる可能性が高いらしい。間違いなく夏日になるだろう。

引用 テレビ朝日http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000074975.html) 

交通安全白書によりますと、去年、高速道路での逆走は259件発生していて、前の年より47件増えました。統計がある2011年以降で最も多くなっています。また、2011年から5年間で発生した逆走のうち、約7割が65歳以上の高齢者による運転でした。政府は2020年までに交通事故による年間の死者数を2500人以下にすることを目指していますが、去年は15年ぶりに増加に転じ、4117人となりました。特に高齢者の割合が増加し続けているため、政府は高齢者の事故対策を強化する方針です。


引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASJ5K3GMTJ5KPTIB002.html

同居している1歳4カ月の孫をたたいたり、揺さぶったりして意識不明にさせたとして、島根県警は16日、松江市八雲町熊野の無職神庭(かんば)智恵子容疑者(50)を傷害の疑いで逮捕し発表した。容疑を認めているという。

 松江署によると、神庭容疑者は15日昼ごろ、自宅で孫の女児の頭を手で数回たたいたうえ、体を上下や左右に数回揺さぶって頭に硬膜下血腫の傷害を負わせた疑いがある。夫(61)が16日朝、女児の意識がないことに気づいたという。

 上の2つに何か因果関係があるという理由で引用したわけではない。

 年を取れば年齢とともに人は大人になると小さいころ信じていた。偶に、道を踏み外した大人が居たりしたがそれは例外で、多くの人間は、年齢の積み重ねとともに成長していくことを信じていた。

 特に教師などは、人を教える立場でありそれなりの人格を備えた人がなっているものだと信じていたし、警察官が犯罪を犯すことなど起きるはずはないと中学生の頃まで思っていた。

 しかし、年をとるにつれ、自分自身が年齢とともに心が清くなり人格者に育つことは無かった。どんなに年を重ねても人を憎むことは無くならないし、悪意を持つこともたまにある。それでも人間なんてそんなものと確信するのに長い時間が掛かった。

 結論は、人は年をとるにつれタガが緩み始める。肉体的、精神的な両方でである。それを食い止めるのは、やはり生まれながらに持つ道徳観念なのだろうと思う。生まれながらにしてそれを持たなければ、何時までも人として成長しない大人になりるし、そういった観念を持っていたとしても、精神(脳)が老化すれば自分の行動を制限していた神経回路が破たんしてしまう時期がやがて訪れる。


 人が成長し老いていく間に、行動を規律する神経回路が働かなければ、犯罪を起こすし、他の人を巻き込むような事故までも起こしてしまう。本来なら、年寄りは社会と離れた環境に移行するのが正しいのではないかと思う。

 こんなことを書くと自分が真っ先に自分がその対象になるのかもしれない。