北朝鮮ミサイル発射

 晴れ、昨日も日中は晴れ今日も朝から良い天気になった。先週の週間天気予報は曇りの予報だったが3日後の天気を予報するのは難しいのだろう。気温は17度。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0Z72YA.html

[ソウル 22日 ロイター] - 韓国の聯合ニュースは22日、軍当局者の話として、北朝鮮が、朝鮮半島東岸からミサイルを1発発射したと伝えた。発射したのは中距離ミサイルとみられるという。ただ、失敗に終わったもよう。

 テレビの速報でテロップが入ったが、何回も繰り返され日本に被害が及ばないため気のゆるみが国民に出てきているのではないだろうか。人間は、何度も刺激を加えられるとその刺激に対する反応が衰える。人間の脳、神経に連続した刺激に対してそれを緩和させようという仕組みがあるからである。

 痛みに鈍感になるというのは、本当は恐ろしいことである。北朝鮮が周辺国に対して自分たちにはこういった攻撃手段があり、さらに核弾頭を持っているということを知らしめることで相手を威嚇しているわけである。

 しかし、核弾頭を持っていてもそれを仕掛ける方法が必要である。人力や車などに頼る場合、海を越えなければならないという宿命があるためロケットを使用するしかない。そのロケットも満足に飛ばせなければ意味がないし、それをうまく飛ばすようにするため何度も挑戦しているのだろう。

 アメリカやロシア中国などは、宇宙にロケットを打ち上げることを行っているので、常に試験をしていることになるし、その打ち上げ技術はすでに熟練の域に達しているといってよいだろう。北朝鮮は、その前の段階にいる。

 しかし、何度も挑戦してればいつか成功する可能性は高い。なぜならロケット打ち上げの技術は、多くのデータが蓄積されており、それを手に入れることは容易だろう。今まで他国の重要機密を盗み出している実績がある国であるからしてすでにその辺りのデータは入手済みだろう。それを作り上げる技術も1960年代の技術でロケットを打ち上げられたのだから問題ないだろう。


 しかし、こう度々失敗していると北朝鮮の担当者は生きた心地がしないだろう。なぜなら、気に食わぬものを粛正してきた指導者が指揮を執っているからである。これまでの失敗で何人の技術者が粛正されたか判らないが、有能な人間を排除することで今では無能な人間しか残っていない可能性もある。

 この北朝鮮の国家としての動きは、日本にとっても反面教師である。今までの経済発展に胡坐をかき、世界に飛び出して活躍してやろうという人間が減ってきたように感じる。それは、いろいろな情報をすぐに手に入れられる環境が人を慣れさせ外へ飛び出すことの勇気を失わさせているからである。

 外界からの刺激がなければ人は成長しない。その刺激の多くは人にとって有害なことが多い。しかし、有害なことを避けていては文明が発展していかないところに人類のジレンマがある。