自然破壊

 曇り、気温は18度。昨日も朝は曇りで日中は晴れたが、風は強かった。今日もそうなりそうな天候である。


 北海道は、今日が終業式という小中学校が多いだろう。もう夏休みの時期である。あいにく今週は、大陸から前線が流れてきて週の中頃から天候は崩れてくる。全くもって北海道は、晴れ晴れとした日が続かない。

 この大気の流れの不安定さは、やはり中国が作り出していると言って良い。大きな熱源が大陸にあるため上昇気流が作られやすく当然そこには雲が生まれる。その大気の不安定さが偏西風に乗ってやってきているということなのだろう。

 

 ただし、大気の乱れを発生しているのは中国だけの責任ではなく、地球から失われつつある自然環境の一つである熱帯雨林の消失である。先に文明が発展し、文明を早くから享受してきた西側諸国に比べ開発が遅れ漸くこれから文化的な生活環境が整いつつある赤道周囲の国々にとって、自分たちの国の中にある熱帯雨林をどうしようと西側諸国から口を挟まれることなく自由に決めさせるべきだと考えているだろう。

 現実、今まで地球の自然環境を整え来た熱帯雨林は、その国の人たちが別の消費をするために消費されている。その速さは、人口の増加に比例する。彼らの生活を維持するため、あるいはそれ以上の生活をするため否応なく消費され続ける。

 それを止めるのは西側諸国のエゴなのだろう。熱帯雨林が破壊され困るのなら、これからは西側諸国が自国に森林を復活させ、今まで赤道周囲にあった規模の森林面積を作ればよいだろうと思っているだろう。それを考えることは自然の流れだと思う。


 しかし、そう簡単には物事は進まない。西側諸国にしても自分たちの暮らす町や村が木に覆われなければならないと簡単に納得して考える人はいない。それなりの文明的生活を送るにはそういった景色はなじまないからである。だから太古の昔のように木々に覆われた地球は簡単には復活しない。

 復活するとしたら地球上に人類の数が少なくなったその日が来るのを待つしかない。しかし、間違いなくその時はやってくる。これほど自然を破壊した報いを受けないはずはない。