WOWOWドラマ 「希望ヶ丘の人々」

 曇り、気温は22度。日中は真夏日になりそう。

 今、WOWOWドラマで放送している「希望ヶ丘の人々」を毎週録画してみている。既に3話まで進みある意味平凡な日常の親子の物語が進んでいる。

 ここからネタバレがあるためそれを知りたくない人は読まないようにお願いします。


 実は、この話が始まってすぐこの原作が気になり早速本屋で購入し今日の明け方までで読了した。原作を読んだ感想はドラマと微妙に違うということである。

 登場人物は大体同じようなのだが、脇役を固める人物の登場がドラマでは無く、舞台設定も大きく違っているという点である。最大の違いは、ドラマでは主人公は商品を宅配して回る会社の職員だが、原作は学習塾チェーンのFCオーナーである。そのためその設定を変えることで登場人物を少なくしたのだろうと思う。

 原作は上下巻の長編である。充分長く物語はあるのに対してWOWOWドラマは殆どが5,6話で終了しなければならない。原作の筋をそのまま反映してドラマを作り上げるにはカットする部分が多すぎてしまい原作のすべてを見る側に伝えれれないと考えたのだろう。

 だから原作とドラマは別物といえる。

 更に一番の違いは、エーちゃんがスダレ頭で長身ではないのは大きな違いで、もしかするとこの話の大きな部分である学校での話はドラマでは語られない感じがする。まだ、ドラマは4,5話あるためそのシーンはあるのかもしれないがこの尺では難しいだろう。

 ということでドラマを見始めて原作が気になり買って読んだのだが、小説を題材にしたドラマになっているため、この次の展開は予想もつかないということになる。

 初めに小説を買いこのドラマを見た人は完全に肩透かし状態になるということである。もしかするとこのドラマは小説を買って読まない方が良いかもしれない。買うとしてもドラマが終わってからにすると2倍楽しめるかもしれない。