主夫生活

 曇り、気温22度。湿度は高い。

 台風の影響で高温多湿の状況となっている。ハッキリ言って寝苦しい。この状況は、台風9号が通り過ぎる23日頃まで続くと思われる。

 先週の土曜日から主夫生活を始めている。短期間なのだけれど炊事洗濯家事と一人で行わなければならなくなった。日中は仕事があるため最小限の仕事で生活を片付けたいと思っている。

 その中で一番重要なことはごみを出さないことであると気付いた。若い時代一人暮らしをしていた時は、ごみの分別は無く、燃えるゴミ、生ごみ、プラスチックなどは一緒くたににしてごみ袋に入れて投げてよい時代だった。さらに外食もしていたためごみの廃棄はそれ程苦痛に感じなくて良かった。

 しかし、今では燃えるゴミ、燃えないゴミ、生ごみ、資源ごみ、雑紙、段ボールというように決められた日に決められた種類を分別して投げなければならないようになった。これは、地方によって違い、燃えるゴミの中に資源ごみを投げても良い時代になってはいるが、自分の住んでいるところは比較的厳しいところである。

 上にあげたなるべく手間を掛けないで主夫業をこなすには、ごみを出さないことである。それを容易くするには家ご飯を止めて外食することである。家ご飯を行おうとすると必然的に材料を買う必要がある。その際に出る包装ごみは多いことに気付く。さらに気付かされるのが、ダイレクトメール、ポスティングのチラシなどの紙類が非常に多いことである。

 食器などは、使用したらすぐに手洗いすれば自分の使う食器の数は高が知れている。その都度水洗いすれば特に問題ない。衣類にしても毎日着替えても一週間程度の量ならこれもたかが知れている。部屋の掃除も自分が普段生活しているエリアに限ればそれ程汚すことはない。

 だから如何にゴミを出さない生活を行うかが重要なポイントになる。実は、自分はゴミ出しなどという面倒なことをするのが嫌いなのである。もしできるならごみを庭で簡易焼却炉を使って処理したいくらいである。

 もし、ここでごみ処理を怠れば汚ギャルと呼ばれる部屋になってしまうと思うから辛うじてやろうと思うだけで、もし、それができなくなれば直ぐにでもごみ屋敷が出現してしまう。

 ごみ屋敷で生活している人の気持ちも分からないでもない。ただし、ごみ屋敷の主の多くは軽度の認知症を患っているのだとは思う。しかし、それも他人ごとではなく自分がその仲間に入らないとも限らない。

 自分が正気なうちは、主夫生活もこなしていけるが、もしそれをしなければならなくなったとしたら少し不便でも郊外に住みかを建てたほうが良いのかもしれない。