対筑波大(天皇杯1回戦)

 晴れ、4時の気温は13度。確実に寒くなってきた。

 昨日の天皇杯の試合、厚別に見に行ってきた。チケットは割引購入していたのでSAのホームスタンド側で見たのだが、日陰で涼しいくらいの気温だった。

 直射日光の30度を超える暑さの中で試合をすると思うとやはり北海道で練習や試合をできるという地の利というのは良く考えればあると思う。悪く考えれば暑さになれない体であるという理由にもなる。

 コンサドーレの先発は、完全に控え組という形だった。完全にレギュラーといえない選手とJ2の試合には出ることは今季無いだろうという感じである。

 控え組だけで先発を組むと、どうしても同じ場で試合ができないため連携面の不安が大きい。その不安は、正解で、やはりパスミスやお互いの意図が通じないという場面が多々見られ、同じ選手で数多く試合をこなしている筑波大の方に連携の良さが見られあわやというシーンも多かった。

 しかし、ボールを散々ロストしながらも先制点を取る当たりJ2首位のチームの貫禄というものだろう。神田の見事なミドルシュート決まり、漸く見ている観衆も落ち着いた雰囲気を醸し出したようである。それまでは、もしかするとジャイアントキリングされるのではないかとハラハラしながら応援していたからである。

 もしこの試合が北海道では無く本州で行われていたならジャイアントキリングを期待する観衆の応援の圧力でコンサドーレの方が負けていたかもしれない。勝敗に関しては、どう転んでもおかしくない試合だった。

 そして喜ばしいことは、とうとう中原が公式戦初得点を決めたことである。どんな形にせよ得点を入れたことは良いことである。今まで好機で散々ゴールを外し、自分の中では彼は持っていない選手だった。今日も何本かシュートを打ったが悉く枠を外し、どれだけゴールから嫌われているかを見せてくれていた。

 その待望の得点は、相手の守備が甘く中原のマークが無いドフリーのヘッドだった。そしてきれいなゴールではなくポストに当たって入るシュートだった。

 これで彼の公式戦の得点が最後とならないように次からもチャンスがあれば決める男になってほしいものである。その前に先発の座を手繰り寄せる必要がある。

 そういえば、開幕前のファン感の舞台の上で神田のアシストではなく自分で得点を入れるといっていたことを思い出した。神田には足を向けて寝れないな。


 試合は、3-0で完勝したが、内容ではまだまだということである。次も同じメンバーなら勝てるかどうか判らない。相手もメンバーを落としてこないだろうから次の試合はガチの戦いでメンバーも大きく変わるだろう。


 話が変わるが、鹿島の監督が代わるという。前期優勝させた監督を交代させるチームが分からない。体調不良というか重い病気なら仕方がないが、実績を上げながら交代となるなら監督業というのは遣る瀬無い商売である。勝っても評価されないというならゴマすりで生き残るしかないのかということである。

 早く辞めさせるべき監督を長く引っ張り、どうしてと思う監督を辞めさせる。人の世はわからないというべきか。