決断

 雨、気温は14度。今週は台風の影響はなかったが秋にどっぷり浸かったような風情である。

 シルバーウィークにならなかった9月だが、休みが続きそれなりに色々なことができた日である。ストレス発散できたかといえばそうではなかった。


 今年も残り3か月となり今年一年の計をそろそろ総括しなければならない時期に来てしまっている。その総括が楽しいかといえば楽しくないことが多かった。それも齢による影響が大きい。毎年齢を取るにつけてやはり背負うものは多くなる。それを気にせずなるようにしかならないと思えば切り捨てることも簡単なのだが、そうもいかない。

 この世の苦しみをすべて背負うようなことはしたくはないし、そんなことをする必要はないが、そう勘違いするような出来事は必ずある。それを気付かないのは精神が鈍感なのだろう。人にできることに限度があるのは仕方がないことだが、見て見ぬふりをするのだとしたらやはり心にこたえるものである。

 何事もなるようにしかならず、何とかするように動いたとしても動かなければ一人で空回りを続けたということだろう。その空回りの時間は今振り返ると長い時間を無駄にしたように感じる。

 本当に自分の存在の軽さに今愕然としているといったほうが良いのかもしれない。

 諦めるか諦めないかは、この先の人生の長さとの天秤である。天秤の秤の振れによって選ぶ道の選択肢は決まるのだろう。さてどちらを選ぶかは、自分次第だということである。自分にとっての時間はそれ程長くはない。