日ハム優勝

 曇り、気温は13度。風がないためそれほど寒さを感じない。風のあるなしは体感温度に重要である。

 昨日は日ハムが優勝したので道内各局が大騒ぎしている。これに便乗してデパート、スーパーが優勝セールするのだから今週末まではこの騒ぎが続くのだろう。

 この風景は、巨人が優勝した時にもあったのを何故か思い出す。あの頃のプロ野球は、野球といえば巨人で、東京に本拠地を置く球団だったが北海道も何故か野球は巨人だった。

 巨人がセリーグで優勝すれば優勝セール日本シリーズで優勝すれば優勝セール、優勝しなくても残念セールと銘打ってデパートやスーパーで巨人のマークが入った商品を売っていた。

 きっとこの流れはずっと続くのだろうし、商売というのはそういうものだとは思う。ただし、節操はないと感じるが。

 J2でコンサドーレが優勝したとしてもこんな大騒ぎになることはないだろうと思う。J1で優勝したのならともかくJ2ごときで騒ぐのチャンチャラおかしいというのがプロ野球ファンの思いだろう。だから、特番や優勝セールなどというものは無いと思っていたほうが良い。

 できることならJ1で快進撃し昇格した年に優勝でもしてくれたなら特番やデパート、スーパーの特売セールがあっても良いだろう。してくれるならだが。

 このところサッカーも日本代表のすっきりしない試合の影響があるのか影が薄くなってきている。更に、日本代表の本田、香川、岡崎が先発から外れるようになり、日本人選手の活躍の話題が少なくなってきて更に何となくサッカー人気も峠を越えた感がある。

 やはりその分岐点はブラジルW杯でも惨敗といえる予選敗退だろう。試合前の威勢のよさと裏腹に見ているものをガッカリさせる試合を見せられてからは、今までの勢いが減速するのもやむ負えないところである。

 そんな雰囲気の代わりにプロ野球がクローズアップされるのも、プロ野球が日本国内だけで開催され他国と比較されないで済むという利点があり、日本一という看板が色あせないことがあるのだろうと思う。更に追い風は東京オリンピックである。

 世界での日本代表の今の現状を表すのが世界大会でW杯はもってこいの場である。そこで勝たなければいくら実力があっても強さの証明にはならない。今の予選でもそうだが、やはりある程度実力差を見せつけて勝ち上がらないと応援している人たちの気分は乗らないのだろうと思う。

 ということで日ハムおめでとう、まだ日本一への試合は多くあり試合は続くが、大谷選手の活躍があれば日本一の栄冠はすぐ手に届くところにあると思う。