人生

 曇り時々晴れ、気温はマイナス2度。冬の気温である。日中はもう少し上がりそうだが、それでも10度には届かないだろう。

 何やらインターネットではピコ太郎というのが流行っているらしい。数週間前から目にするようになっていたが、特に興味を引くようなものではなかったが、急にテレビに出だすようになった。きっとブームはこれで終わりということなのだろう。

 こういうものは、ある程度人気が出ても地下に潜っていたほうが長続きする。テレビという媒体に出たとたんにある程度の商売にはなるだろうが、消耗も早く使い倒される。

 

 この先は、似たようなものを次々と出して売れるだけ売って消えていく方法をとるのだろうが、どちらが幸せかというとやはり芸人、一発売れて名前を売ってからその後は、細々と暮らすのが良いのだろう。

 一発屋でもその後もみかける芸人はいくらでもいるし、消えたと思っても中々消えていかない。それが芸人にとっても幸せな人生なのだろう。その多くは、一つも売れずに消えていくのが大半なのだから。

 芸人がそうなのだから、一般人も同様の生き方ができるかというとそうでもない。

 会社員などは、組織の中で生きているため一発当てようにもそれがないし、技術特許なども自分自身というよりは、組織の中の役割の中で得た技術という部分が大きいので、自分一人で独占することは非常に難しいところである。

 人生が太く短くか、細く長くかという例えがあるが、欲を言えば太く長くというのが一番である。ただし、そういう恵まれた人生を送れる人は一握りであるし、その人生の結果は世界一の大富豪ということになるのだろう。

 もし、生まれてきたときにそういった人生が既に選択されているとしたら、そしてその結果が分かっていたら、知ってしまった段階で人生を楽しめない。その先が未知だから生きていけるのだろうと思う。