対 千葉

 晴れ、気温はマイナス4度。

 土曜日は、生憎出張しておりその合間にネットにつなぎ丁度結果を確認したのが後半44分、その時点で1-1だった。これは引き分けかと思い他の試合の情報を確認すると松本が町田に0-2とリードされていた。清水はこの時点では試合は開始されていないので、松本がこのまま負ければ勝ち点1差がつくので最終節で決まるのかなと感じていた。

 それから更に時間が経ったころ松本の結果が知りたくてネットにつなぐと思わず声が出そうになった。何と後半+5分でコンサドーレが勝利していたからである。そして松本は1-2で負け、清水は2-1で勝利。

 このとき、目まぐるしく勝ち点得失点が頭の中を駆け巡る。やはり、最終的には昇格、優勝は最終節に決まることになることが分かった。

 最終節負けたとしても松本との得失点差3がひっくり返る得点差で負けなければ最低でも昇格はできる。ただし、負けるとやはり3位決定戦に回る可能性があるので、それは今の状態ではきついだろう。

 当然、引き分け、勝利以上の結果を出せばJ2優勝するので負けないことが大事である。次節は、福森、ジュリーニョが累積で出場停止なので引き分け狙いで試合をする可能性があるが、ドームに2万人以上のサポーターが詰め掛けると思うので、その勢いで引き分け狙いを選択するのは難しいだろう。もしそれで引き分けではなく敗れてしまえば元も子もない。

 しかし、今のコンサドーレが引き分け狙いに行って金沢に引き分けできないわけはないと思う。相手のFWをがっちり抑え込むことは可能であとはセットプレーを凌げは良いだろう。更に相手は勝たなければ自動降格が決定するので前掛かりになって攻めてくるのは間違いないのでカウンターで得点を狙うことは可能である。

 ただし、勝てばJ1で戦うチームがそんな選択をするとは思えずきっとガチンコの試合になると思われる。そうなると試合結果は先制点に左右されることになる。当然勝って欲しいがJ1昇格が至上命題なら引き分け狙いもありと思う。

 長々と次の試合のことを書いてしまったが、夜遅く帰宅してから試合の録画を見る。やはり、千葉の町田と井出の調子は良く、2人にコンサドーレの守備が振り回され続ける。コンサドーレもチャンスはあるがハンドとオフサイドで得点が認められなかったようになんとなく運が無い。その運の有り無しが試合の前半に出てしまう。井出の放ったシュートをクが弾き返すがそこに詰めた町田に決められてしまう。前半を0-1で折り返す厳しい展開となってしまった。

 それにしてもコンサドーレの応援は凄かった。テレビを通してもコンサドーレの応援の歌は聞こえてくるけれど千葉の応援は聞こえてこない。聞くところによると4千人のコンサドーレのサポーターが来場したらしいので、フクアリは、コンサドーレのホームとなったようである。

 それに答えるようにコンサドーレの選手が必死に攻め込むが、後半も徐々に時間が過ぎコンサドーレに残された時間もわずかになってきた。更に千葉の攻撃も鋭く走りつかれたコンサドーレの選手がマークしきれなく相手をフリーにしてしまう場面も多々見られあのポストに嫌われたシュートが決まっていたらと思うと恐ろし。もしあの時点で2-0にされていたらコンサドーレは、厳しい立場に立たされることになった可能性が高かった。

 それが決まらなかったということは、コンサドーレに運が傾く結果になった。後半半ば、福森のFKから都倉が頭で決めて同点に追いつく。解説の水沼さんはオフサイドといっていたが、スローで見返すと千葉の近藤の更に後ろにいた選手が都倉と同じライン上に残っており間違いなくオンサイドであった。

 その後は、コンサドーレも攻めるが都倉の足がつり石井も足を痛めて交代に困るほどの状態で勝ち越し点は難しい状況でロスタイム5分となる。相手も勝ち越しを狙い攻めて来てくれたためにあの劇的ゴールが決まったのだと思う。相手が攻め込んだ後の河合が最終ラインから蹴ったボールは、ヘイスの頭を超えて行く。その裏の位置に内村が走り込みワンバウンドのボールをボレーすると相手キーパーをすり抜けてゴール隅に決まる。まさしくロスタイムが終わる間際の勝ち越し弾で勝利を手繰り寄せた。

 もし、J1昇格したらあのシュートは記録に残り、何かの折に何度も再生されるゴールだと思う。これで内村も記録に残る選手になったと思う。

 次節の金沢戦はホームであり、昨日セブンでチケットを購入しようと思ったら既に、S,SSは発券停止になっていた。最終節なので何かの事情で席を売る予定は無かったのかもしれないが、この分だと2万は確実に超えるだろう。もしかすると3万程度の来場があるかもしれない。その観衆の前で良いプレーをして良い結果を出してほしい。