鹿島の強さ

 小雪、気温はマイナス9度。

 土日と降った雪の量は、50㎝ほどになるだろう。これ程の雪がこの時期に降ったのは久しぶりである。12月は雪が降らない筈は無く以前もこれくらいの雪が降った記憶はある。しかしそれがいつ頃だったか記憶があいまいなほど前ではある。それが無いわけではないことを知っているが嫌になるほどの大雪だった。

 天気図を見てみると火曜日辺りは西高東低の冬型の気圧配置になるためまたも大雪が降る可能性が出てきた。それは今日にも北海道を横切る低気圧がもたらす雪雲のせいでもあり、寒気団のせいでもある。本当に今年の雪は速い。


 昨日の夜は、CWCをBS日テレで見た。視聴率の関係で地上波では生中継はしないらしい。それほど日本では野球と並んでサッカーもテレビ局としてはおいしいコンテンツではないらしい。

 しかし、好きな人にとって昨日の試合は面白い試合だった。その一つが球際の攻防である。前半は相手の攻撃に手を焼き、シュート11本対0本という鹿島が受け身になったようなデータだったが。鹿島もシュートが打てなっただけでそれなりに攻め続けており、決して防戦一方ではなかった。更に言えば昨日のGKは当たっていたのも凌げた一因である。

 そうして相手の足が止まった後半は、前半と真逆で鹿島の攻撃が続く、そうして金崎の交代とともに鹿島が2点を取り勝利を決める。その勝因の一つは衰えぬ走力ということになる。相手が後半足が止まったとのとは対照的に前後半足が止まらなかった。

 もう一つは、J1勝者だけはあるパススピードの速さと正確性である。後半の相手が足が止まったと同時にパスが乱れ始めたのとは対照的にこぎみ良いほどパスが通る。後はシュート精度の問題というような感じになりやはり得点を決めてしまったのには、来年コンサドーレの戦うJ1の舞台の恐ろしさを思い知った格好である。

 もしJ1のチームがあの鹿島と同じように皆パスを通し走り回れるのだとしたら、コンサドーレはどう戦うのだろうと絶望感に襲われる。J1昇格が目前となったあの足踏み状態のコンサドーレは、これではJ1で戦えないと応援している目からはそう感じられた。

 応援しているチームだから評価は辛いのかもしれないが、もう一段ギアアップしないとまともに戦うことはできないだろう。

 

 まあ、そうはいっても戦う前から負けを認めていたのならJ1昇格を辞退すべきだろうが、やはりJ1の舞台に立てば選手も成長するのだろう。それを信じたい。