10日の感想

 曇り、気温はマイナス6度。

 低気圧が東北を横切る形で通過しているため寒気が西日本に吹き込む形になってしまった。そのため島根、鳥取は大雪らしい。元々、日本海側はスキー場があるくらいなので全く雪が降らないわけではないのでそれなりに予測はしていると思われるが、在京のキー局にとっては大事らしい。

 そのため放送内容は、一時間で膝まで雪が積もったということを繰り返し報じていたが、年に一度は起きることだと地元の人は感じているとは思う。

 東京都心でもみぞれか雪が降ったようだが、いい加減そのことを珍し気に放送することを止めたほうが良いと思う。毎年、雪が降るたびに大騒ぎをする神経が分からない。いい加減そのあたりのことになれる必要があるだろう。

 もし北海道が日本の首都で、雪が降るたび大騒ぎしていたら雪が降らない地域の人はきっと報道内容にクレームをつけることだろう。

 

 トランプ大統領と安倍首相との会談が近付いている。日本時間の11日に行われるということだが、事前のゴルフプレー中には密談は無いのか興味はある。

 トランプは就任間近なので情報機関から安倍首相の情報をせっせと仕入れている処だろう。そういった情報は山のように蓄えているとみられる。翻って日本側のトランプ情報の収集能力はいかほどだろう。相当な情報を仕入れていれば良いがそれ程期待はできないだろう。

 情報戦的に言えば、相手有利な状況の中懐に飛び込まなければならない心細さは大きい。そういった意味でそれを踏まえて行動する日本側の心意気は買うが、結果がついてくるかどうか怪しい。

 きっと会談後は、日米双方が利益を得た形になると思うが、どれだけの密約がされているのかウィキリークスに期待というところか。

 政治的には、昔のように紙の媒体しかなかった頃の情報戦のほうがスリルがあっただろう。すべてを丸裸にされて交渉する今の時代、寝首を書くとかだまし討ちにするとか姑息な手段は使えそうにない。そのあたりの近代の交渉術は大きく様変わりしていると思う。