正男

 曇り、気温はマイナス7度。今日明日と穏やかな天候になりそうである。それを過ぎるとまた低気圧が迫っており大雪が降る恐れがある。それでも見る見るうちに積もった雪は確実に溶けている。

引用 WSJ(http://jp.wsj.com/articles/SB12058936961426933320104582622042014921710)

マレーシアの警察によると、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男キム・ジョンナム)氏(45)がクアラルンプールの空港で不審死を遂げた。正男氏は第2代最高指導者の故・金正日キム・ジョンイル)総書記の長男。かつて北朝鮮の改革派の次期指導者として有力視された人物が排除された格好だ。

 正男氏は13日、クアラルンプール国際空港第2ターミナルの出国エリア付近で襲撃されとみられる。マカオ行きの便に搭乗するところだった。首謀者は不明だ。

 州警察幹部は「彼の頭部は何かの液体を染み込ませたとみられる布で覆われていた」と話した。事件発生時に近くにいた女性の行方は分かっていない。近くの病院への搬送中に死亡が確認され、検視が行われている。

 まるで映画のような出来事が起こり、それが普通だと思う世界は異常である。しかし、その暗殺のニュースが流れ、やはり殺されたかと普通に思われるのは、かの国が異常な国であると皆が知っていることの表れである。

 ただし、こういった事件は世界の至る所で日常茶飯事のように行われており、世界の多くの人にとって当たり前と思われているなら日本は平和な国である。時たま起こる暴力団の抗争でこのような事件が起きることもあるが、それも同じなのかもしれない。

 暴力団は殺しあうものだからと映画の映像あるいはゲームの映像で国民が馴らされており、今回の件もこういうストーリーの映画がどこかにあったような気にさせられる。


 アメリカのトランプ大統領と安倍首相が会談を行った時に北朝鮮はミサイルを発射して自分たちの存在を誇示しようとした。それと同時に北朝鮮でクーデーターが起こると仮定したとき担がれるのは長男だと恐れていたのだろう。

 

 きっと残りの兄弟も粛清されるかすでにされていることだろう。そういった恐怖政治の社会が何時までもつのか興味がある。今回長男に行われた手法が自分に起きないかと疑心暗鬼に陥っているのは分かる。それを国民も知っているだろう。彼の恐怖による恐れが政治に反映されていることを。

 狂人のいる北朝鮮、そして日本に対して敵愾心を燃やす韓国、その後ろに控える中国という一癖も二癖もある国に対して融和政策だけで対抗できるとはとても思えない。この先行きつくところは武力による解決という方法が選択される可能性は少なからずある。そのために日米同盟という強い絆が必要だということは理解できる。