ガンマ線を見る

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引用 biglobeニュース(https://news.biglobe.ne.jp/it/0215/mnn_170215_4196312550.html) 

幾何光学に基づくガンマ線画像化法 - 京大、福島の汚染地域で実証に成功

マイナビニュース2月15日(水)10時0分

京都大学(京大)は2月14日、ガンマ線を幾何光学に基づき定量的に画像化する手法を発見し、福島地域におけるガンマ線観測でその実証に成功したと発表した。

―――中略―――

電子の反跳方向測定は長年のあいだ困難と考えられており、物理量のみを測定しコンプトン散乱角のみを得るコンプトンカメラが研究されてきたが、同カメラではガンマ線の到来方向が一方向に決められず像も円環状に広がってしまうため、円環を1事象ずつ重ねてガンマ線分布を推測する疑似画像化を使用する必要があった。

そこで同研究グループは、電子の反跳方向に感度を持ち得るガス検出器を独自に開発。ガンマ線ごとの散乱現象を完全に解き、計算機上でレンズと同様に点としてガンマ線を集光させ画像を描くことに成功した。

 ガンマ線は、人間の目では見ることができない。その存在を知るためにGM管、電離箱のような特殊な装置を使用して存在を確認してきたが、そこに存在することは分かってもリアルタイムに飛程を見ることはできなかった。

 今回の技術は、今まで点でしか測定できないため汚染範囲を調べるためには3次元的に検出器を移動させるしか方法が無かった測定方法を変える技術である。

 今回の報道では、その画像化がリアルタイムで行われるのかは不明だが、移動せずに3次元的な汚染範囲を知ることができれば、今の行き当たりばったりあるいは根こそぎという除染方法を変えることができる。

 昔、漫画雑誌の後ろにあった広告にX線眼鏡というのが有った。それは、衣服を透視するという少年にとって夢のような商品だったが、それが本当ならすごい発明でありノーベル賞ものだがそれを発明した人が賞を貰ったという噂を知らないのでまがい物なのだろう。

 そんなものと比較するのは失礼だが、これが実用化され手軽に測定できると医療にも応用できると思われる。