晴れ、気温はマイナス9度。
西高東低の気圧配置ではあるがそれほど風は強くない。昨日の午後は、少し雪も降ったが大雪にもならず少し肩透かしを食らった状態ではある。ただし気温は低下した。
日中は気温は余り上がらないが、日向は太陽の光である程度暖かいと思われる。
引用 河北新報(http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170218_13018.html)
名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判第14回公判が17日、名古屋地裁で開かれた。元名大生は検察官や裁判長に対しても殺意を抱き、「殺害対象は無制限」と供述した。
何時までも名古屋大学の名前が出て名古屋大学は風評被害を被っていると思う、既に年齢は未成年を過ぎているので実名報道に切り替えても問題ないように思うが、少年法の絡みで難しいのだろう。
しかし、この殺人犯の記事を見るたびに典型的なサイコパスなのだと思う。今までも多くの殺人事件が日本でも起きているが、これほど異常性が報じられることは無い。ある意味自分の異常性を積極的に開示しているといって良い。
引用 Wikipedia
サイコパスの特徴は、
・犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは以下のように定義している。
・良心が異常に欠如している
・他者に冷淡で共感しない
・慢性的に平然と嘘をつく
・行動に対する責任が全く取れない
・罪悪感が皆無
・自尊心が過大で自己中心的
・口が達者で表面は魅力的
自分は、被告について何も知ることは無い。彼女の特徴が上記のものすべてに当てはまるのか気になるところである。
世の中には、自分のあずかり知らないことが多数ある。その一つが他人が何を考え何を根拠に行動しているかではある。一緒に仕事をしている人であっても自分がこういう人だろうと感じているだけで上手に本心を隠していることもあるだろう。あるいは一緒に生活する家族であってもすべての心の中を見透かすことはできないと思う。
では一体この世にサイコパスと呼ばれる人たちはどの程度の割合で存在するのだろうか?
実際日本国内で確たる調査が行われていないため日本にどの程度存在するか不明である。更に言えばサイコパスが必ず殺人を犯すわけでもなく、普通に生活している人も多いと思われ、サイコパスと呼ばれる人が全て自分がサイコパスであると自覚している訳ではないはずである。
その人がサイコパスではないかと疑われる行動としてサイコパスチェックリストというものがある。これもWikipediaから引用すると以下のようなものである。
1. 口達者/表面的な魅力
2. 過去におけるサイコパスあるいは類似の診断
3. 自己中心性/自己価値の誇大的な感覚
4. 退屈しやすさ/欲求不満耐性の低さ
5. 病的に嘘をついたり人を騙す
6. 狡猾さ/正直さの欠如
7. 良心の呵責あるいは罪悪感の欠如
8. 情緒の深みや感情の欠如
9. 無神経/共感の欠如
11. 短気/行動のコントロールの欠如
12. 乱交的な性関係
13. 幼少期からの行動上の問題
14. 現実的で長期的な計画の欠如
15. 衝動性
16. 親として無責任な行動
17. 数多くの結婚・離婚歴
18. 少年時代の非行
19. 保護観察あるいは執行猶予期間の再犯の危険が高い
20. 自分の行動に対する責任を受け入れることができない
21. 多種類の犯罪行為
22. 薬物やアルコールの乱用が反社会的行動の直接の原因ではない
Wikipediaにも書かれているが、サイコパス気質の人が全て犯罪者というわけでもなく、その中には犯罪を犯さずに成功を収めた人がいると言われている。
上に上げたチェックリストの中の設問の中には、該当する項目を何個か持つ人を知っているという人がいるのではないだろうか。
今回の被告人も殺人を犯すまでは、社会から疎外されることなく普通に生活できていたわけで、社会的適合能力が欠如している訳ではなく問題行動が有ったとしても社会は普通に受け入れてきたわけである。
社会には多種多様な人が存在するため簡単に異常者を排除することはできない。どんな奇行をする人でも犯罪を犯さなければ隔離できないし、その犯罪が軽微であれば簡単に社会に復帰することも可能で何の制約を掛けることもできないのが現状である。