利便性と安全性

 曇り、朝方は雪がチラついていたがもう止んだ。気温はマイナス4度。昨日の冷え込みとの差が分からないのは体感の違いなのか?

 天気予報は、今日の夜に雪が降るとのことである。昨日は、ある程度の雪が予想されたが2,3?と意外と少なく、今日の夜の雪もそれ程多くは降らないだろう。

 しかし、3月に低気圧が異常発達して一晩で1mくらいの雪を降らせたことがあるのでこの先も何があるか分からない。ただし、それほど一遍に積もった雪も1,2週間で影も形も無くなるのでここからの太陽の熱による融雪は相当協力である。

 既に、夜明けも6時前になり2月で1時間以上も日の出の時間が早くなっている。再来週は春分の日を迎え丁度昼と夜の時間が等しくなる。その時の日の出時間は、5時37分になる。そうして夏至の頃には、3時55分になるのだから地球が動いていることを実感せざる負えないだろう。

引用 SankeiBizhttp://www.sankeibiz.jp/macro/news/170306/eca1703061834007-n1.htm

 三菱東京UFJ銀行は6日、顧客の同意を得た上で、外部の企業が口座情報などを利用できるようになる新たなサービスを始めると正式に発表した。今秋から個人口座の残高や入出金に関する情報を活用できるようにする。将来は振り込みなどにも対象を広げる。

 銀行の個人口座情報を外部の企業が安全に利用することで、ネットショッピングでの支払いが簡単になるといった利点が期待できるという。三井住友銀行も7月から同様のサービスを始めると発表しており、地方銀行などにも広がりそうだ。

 すでに、銀行口座の入出金はスマホアプリがあり個人でできるようになっている。手軽で簡単になったと思う。こういった便利な機能というものは往々にして危険性をはらむものである。

 今までは、個人が同意したうえでネットバンキングに申し込むという銀行対個人の関係で口座情報を公開していたが、今後は、その間に外部の企業が入り込むことを可能にした点が新しい取り組みとなる。

 口座情報と簡単なパスワードで取引が行われていた現状を考えると、果たして本当にその方法で安全性を保たれるのか疑問符がついた。なぜそれが許されていたかといえば、個人口座の預金額の限度以内でしか被害額が発生しないという歯止めが有ったから許されていた。

 今回、個人と銀行の間に入る企業が存在すると、今度はその企業が集める情報は複数の口座になると考えれば、事件にあった場合被害額はうなぎのぼりということになる。ある意味、情報公開と同時に銀行の危険度は増すが、ユーザーの利便性が勝ると考えたのだろう。

 今後、量子コンピュータが発達すれば今まで安全だと考えられた暗号化技術も無効化されるといわれている。技術の発達は人間が考える限り破られるものである。そこにあるのは安全性を求める果てしなき競争でもある。

 何時か銀行システムが破られ大銀行が倒産する可能性もあると思う。利便性と安全性は表裏一体である。個人の預金もあっという間に消えてしまう可能性があることを心配しなくてはならない。明日は我が身である。