花粉症

 晴れ、気温はマイナス4度。

 本州は既に花粉症の時期を迎えているだろうが、北海道ではまだ花粉症の時期ではない。その理由は、まだ山間部には雪が残り花粉症の原因である白樺の花粉がまだできる時期でないからである。しかし、本州では、花粉症の原因アレルギーの大部分が杉の木の花粉なので既に空気中にアレルゲンがばらまかれている状態である。

 実は自分もアレルギーがある。その一つは、化粧品などに含まれる香料である。ある種の強いに香料の匂いを嗅ぐと途端に鼻の穴に刺激が起こりくしゃみが止まらなくなる。その原因を引き起こすのはすべての香料ではなく特定のものらしいのだが、その匂いを出す人に何を使っているかを聞くのも憚れるため原因究明までは至っていない。

 もし、その匂いが満員電車の中の身動きできない状況で嗅がされたならと想像すると非常に恐ろしい。なので特段用事がない限り間人電車を避けるようにしている。

 もう一つあるのだが、その原因も不明なのだが、家の帰宅途中ある場所を通ると鼻がムズムズしくしゃみが止まらなくなる。それが毎回ではなく時折起こるのである。その間何らかの匂いを嗅いではいないので明らかに無臭の原因物質だと思われる。

 それも季節が特定されるわけではなく、一年を通して起きるので花粉でもなさそうである。そのあたりを今度厳密に調べてみたいと思うが、何か良い方法があれば知りたい。

 アレルギーは、自己免疫反応が過剰に働いたときにおこるのは常識である。人間は、自分の体を守るために免疫機能を有しているが、全てに正確に働くのではなく、大まかに働いている。それが過剰だったり弱かったりするので人間に病気をもたらす場合があるのである。

 強ければアレルギーになり弱ければ感染症やがんを進行させる。その仕組みを整えるのは人間それぞれに特徴があるため免疫機能を活発化させるだけで解決するとかということでもない。その辺りは、今後の研究が進めば解決するのかもしれないが、まだまだ時間が掛かりそうである。

 この時期、花粉症が話題になり被害を受ける人にとって例えば杉などはこの世から消え去ってほしいと願っているだろう。もしそういった被害に会いたくなければ究極は月や火星などの何も生物が存在しない場所に移住するしかないだろう。