北のミサイル

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 森友学園の問題は証人喚問をするようだ。それならばはた目から見ても動きが遅いと言わざる負えない。今東アジア情勢が緊迫しているこの時期に国内問題で国会が停滞していることの責任を国会議員はどのように考えているのかと一晩問いただしたいが、何時ものことなのでというしかないのだろう。

引用 ニューズウィーク(http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7182.php) 

日本とアメリカ、韓国の3カ国は14日から2日間の予定で日韓両国の近海で弾道ミサイル防衛の合同訓練を開始した。15日からはレックス・ティラーソン米国務長官が就任後初のアジア外遊を行う。

弾道ミサイル防衛システムを搭載した3隻のイージス艦が参加する合同演習は、6日に北朝鮮日本海に向けて弾道ミサイルを発射したのを受けたもの。先週は、米軍が配備を進めるTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)の一部装備も韓国に搬入された。

 北朝鮮のミサイル発射による対応のため、日米韓の合同演習が行われたが、果たしてこれが北朝鮮への抑止力になったかというとそうはなっていない気がする。窮鼠猫を噛むではないが、かえって追い詰めて何か起こすのではないかという気がする。

 その恐れとしては、航空機テロや今回正男殺害に使われたVXガスを使用した化学兵器の類を持ち込む恐れが多分にある。彼らは国際社会にたいして自分たちがいかに危険な存在であるかを知らしめることが目的である。そこに協調とか友好とかの概念が掛けているため話にならないのだろう。

 さらに、核実験もそうである。国民生活を犠牲にしてまで国の力を見せつけようとする姿は、まさしく独裁国家であり、国民は独裁者にとっての奴隷という位置づけになるのだろう。

 やはりこの体制で国が持つとしたら数年と考えるのが普通だろう。それ以上持つというのなら人間というものは恐怖にあらがえない動物であり、洗脳されているとしか言いようがない。

 しかし、もしここで北が暴走して再度ミサイル発射を行い、それが日本に着弾した場合、日本は戦闘態勢に速やかに移行するのだろうか?例えば航空機で北のミサイル基地を爆撃するような手段をとるのだろうか?そういった場合の有事の体制を国会できちんと明らかにすべき時だと思うが、冒頭にあげたようになんとなく国民の注意を背けているようにしか見えない。

 そんなことは起きない、あるいは起きたらアメリカ軍が攻撃してくれると思っていても、いざその段階でアメリカ軍が動かず日本のその行動を委ねられたら自衛隊は行動するのか、幾らでも想定外の流れが起きる可能性は存在する。国民に知らせず国が密かに動いているとは思うが、その時に国会議員、特に野党の議員はどういった行動をとるつもりなのか知りたいと思う。