対セレッソ大阪 3-0 負け

 晴れ、気温は21度。既に朝の陽ざしが皮膚に突き刺さるくらい強烈である。

 台風の方は、西方にも抜けず日本海側にも抜けず九州四国と太平洋側を北上していく予定で、進路は日本列島に沿って進みスピードも遅いという水不足以外の地域には非常に厳しい進路となった。今後風の勢いは止まり雨が主体となるのだろうが、土砂崩れの恐れのある地域にお住まいの方はくれぐれも注意を怠らないようにして欲しい。


 土曜の夜の暑い日に行われたセレッソとの試合、春秋制からシーズンを変更しようとしているようだが、どのみち変更しても猛暑の8月には試合が行われる。寒い冬から始動を始める今と比べて7月に練習ができるメリットはあるが、1月が中断期間で十分練習ができない北寄りのチームと比較して西にあるチームが断然有利となる地理的格差はやはり無視されるのだろう。

 今の時期、涼しい北海道で練習しているのだから体力は他に負けないはずなのに、何故か夏場は走れなくなるコンサドーレ。選手の出身は日本全国なのだから要は持久力の無い選手を大勢抱えているということなのだろう。

 地理的条件を有利に変えていく工夫がもっと大切だろうと思う。今のサッカーは昔のようパス回しをするだけで勝てるほど甘くはない。パスを正確につなぎ相手より素早く動き、端から端まで何回も往復できる体力があるチームが強い。

 試合の方は詳しく書いてもあれだが、開始早々のセレッソのロングボールに対する対応がまずかった。更に言えばボールの撥ねた方向がことごとくセレッソに有利な方に転がるという不運があったが、一度クリアできたボールが相手に渡った処だけが唯一の失点を防ぐことが出来た場面である。あのところは不運としか言いようがない。

 もう一つコンサドーレにツキが無かったのは、菅が打ったシュートのこぼれ球が丁度都倉の前に転がってきたのに吹かしてしまったところだろう。あれが枠に行っていれば同点だっただけにシュート力がこのところ落ちている都倉が早く好調さを取り戻してもらうしかない。

 その後、攻めに出るコンサドーレの裏を突かれ2失点しゲームは決まった。後半失点をしない守備に切り替えたセレッソに対して正面からゴリゴリ行ったりサイドから都倉目掛けてボールを上げるがゴール前に都倉一人では得点は難しい。

 セレッソに3点入れられ守りを固められてしまえば4点もしくは3点を取り返すのは不可能に近い。それでもチャナティップが良いパスを出し菅が得点を決められたのはせめてもの救いになった。

 次は横浜FM甲府とドームでの2連戦がある。これをどう乗り切るかが問われる。四方田監督もこの次の連戦を天王山と見ているのだろう。故障の宮澤とジェイを休めさせ備えたと見ている。セレッソとの試合は、チャナティップの試合勘を取り戻させると同時に使える選手の見極めを行ったと前向きに考えることにしよう。