夏も終わり

 曇り、気温は18度。

 今日は晴天で気温も上がり夏日になる予定である。週末はやはり天気が良いほうが良い。せっかくの休みが雨ばかりでは夏という気がしないからである。とはいっても後残り2週間もしないうちに9月になってしまう。言うなればすぐそこに秋が来ているということである。

 この時期になると8月の終わりは、冬が来るということである。何時か冬が来てまた夏が来るの繰り返しなのだが、その冬は目の前に来ているという気配がこの暑さの中に感じられるのは全くもって年を取ったせいである。

 北海道の夏の終わりは、色々な街でお祭りがある。夏の初めにもお祭りや花火大会があったが、これからは収穫に備えてのお祭りである。今年も豊作で収穫の時は秋晴れになるように願うのである。収穫が終われば体を休め来年の作付けに備えるわけである。

 しかし、冬は小屋でわらじを作ったりという生活はとうの昔に終わり、別に仕事を持つ人が殆どである。冬の間体を休めることなく仕事をし、片手間に農家をする人も増えている。それで農業ができる規模は限られている訳で、生活が成り立つのが不思議なのかもしれない。

 北海道のキャッチフレーズは「試される大地」だった。北海道の人口は徐々に減少し、人が住まない土地が増えてきている。便利の良いところはまだ人が多いのだが、人が少なくなるところは大変である。何かあれば何時間も掛けて街に出なければならない。それが当たり前の時代が既に来ている。

 土地は広いのに耕す人がいなければそこは又原野に戻っていくしかない。そうして試されながらまた北海道が原始林に覆われる時代が来るのだろうか。