秋が来た

 雲の多い晴れ、気温は13度。めっきり朝晩は寒くなった。

 今日は、8月の最終日、明日から9月ということになる。あっという間に夏は過ぎたが、今年は7月が暑かったので比較的長く夏を感じられた。

 台風15号は、何故か父島のあたりで停滞している。あれだけ北上していたら普通速度を増すはずなのだけれども北上を阻む何かがあの周辺で起きているのだろう。

 台風の進路は夏を運ぶ太平洋高気圧の勢いで決まるといって良い。この時期なら高気圧の張り出しも弱まり始め高気圧の周辺に沿うように台風は北上していくはずなのだが、その高気圧の勢いが弱いため加速できないでいる。

 夏の台風にはたまに高気圧や偏西風の流れにブロックされ迷走する場合がある。大きなうちわで扇いで遠ざけるわけにもいかず困ったことになる。

 まだ日本列島に左程近くないため日本国内に対する影響は少ないと言えるが、長く停滞すれば秋の寒気を呼び込みそのためにできる寒冷前線により秋の長雨を呼び込むことになる。秋の長雨が続けば収穫にも影響を及ぼすため、無いに越したことは無い。

 丁度15号ももう少し北上すれば、寒冷前線を巻き込み前線を停滞させる今週末は東日本が雨の影響を受ける形になる。しかし、この台風が通り過ぎれば秋風が吹く本当の秋になる。地球が自転している限り日本には必ず四季の移り変わりを味合わせてくれるという訳である。

 本当に天高く馬肥える秋になってきた。