windows2003,2008,2013serverでNPTクライアント、NPTサーバーを設定

すごく簡単だけれども、知らないと設定できないので一応書いておく。

古いWindowsサーバーをまだ使用している人も多いと思う。サーバー管理をしていると最大7年ほどでハードの保守契約ができなくなるため、入れ替えを行うことになる。

その際リースアウトした物件は廃棄するか、壊れても大丈夫な用途に再度利用して使うことになる。もちろん外部接続するようなサーバー用途でなく、イントラネット用のWEBサーバーとして使いまわしたり、ファイルサーバーとして利用するのもありである。

そういう運用をしているとどうしても端末とサーバーの時刻があっていないとファイルのログが合わなくなってきてしまう。そこで時刻合わせをすることが必要になってくる。あまり気にしない方はこの先はスルーというかこのページを見ることは無いと思うが、そんなことを書いておく。

WindowsサーバーのNPTサーバーなどをググるDOS窓を使った方法が真っ先に検索されてくる。自分も検索して見つかったものがそうだったためその通りに実行してみるのだが、上手くいかない。

そこで自分で上手く言った方法を書いておくことにする。

windows2003サーバーの場合、これも一癖あるのだが、

日付と時刻の設定画面から最初試したが上手くいかないため、

  1. ファイル名を指定して実行画面に「gpedit.msc」と打ち込んでグループポリシーエディターを起動する。
  2. コンピュータの構成→管理用テンプレート→システム→Windowsタイムサービス→WindowsNPTクライアントを有効にする
  3. 開いた画面で有効をチェック

次に同じ画面のWindowsNPTクライアント構成するを開き、

  1. 有効にする
  2. NPTサーバーを指定する(枠に入力)

ここでNPTサーバーはどこにあるという疑問が沸くだろう。

そうなのであるどこかに正確な時刻調整をしてくれる端末が必要なのである。標準時とずれてても問題ない方は、どれかのサーバーをNPTサーバーにしておけばよい。この場合も、先ほどの画面のNPTサーバーを有効にするを選び有効にするだけでNPTサーバーになる。なるはず、もしかすると端末の再起動が必要がある。それと、管理ツールからサービスを開き、Windows Timeが起動しているか確認しておく。起動していなければ自動か手動のどちらかにする必要がある。普通は自動で問題ない。

後、NPTクライアントの設定の際、サーバーのアドレスあるいはサーバー名を入れた後種類の欄はAllsyncを選んでおくとよい。

これで2003、2008は良い。

2013の場合は、日付と時刻の調整を開き→インターネット時刻→設定の変更を開き、NPTサーバーに設定したサーバーを登録するだけである。その時インターネット時刻サーバーと同期するのチェックを忘れずに。

その後、今すぐ更新を選べば同期に成功したというメッセージが出る。この時事前に相手サーバーに対してpingを打っておくと接続が確立されているので成功しやすい。そもそもpingが通らないものは接続できないということだから。

あと、アクティブディレクトリに参加している場合、ドメインサーバーに接続されているので自動で時刻合わせはできている筈である。できていなければ問題がある。

この場合、DOS窓でNET TIMEと打つとNPTサーバーがどれか表示してくれるので確認できる。他のOSはタイムサーバーが確認できないとエラーを返してくれる。NPTサーバーを設定した後もである。

という訳で、色々情報を検索してみると色々な方法が出て来て戸惑う。今回のように古いやつを再利用するような場合、OSのバージョンによって異なることがある。

ドツボに嵌ると小一時間どころか数時間時間を無駄にする。無駄にしたと思うか勉強になったと思うかで気分は違うが、上手くいくことが大事である。

今回は、時間を無駄にした感が大きい。上手く調べられれば本当に簡単なことである。