北朝鮮制裁決議

 曇り、つい先ほどまで降っていた雨もやみこれから晴れてきそうな雰囲気である。気温は16度.


 日本に近付くであろう台風18号は、尖閣諸島付近で急激なUターンをする。ここまで来て日本に向かわなくても良いと思うのだが、台風の進路を変えることはできない。というこおtで今週末には日本に上陸する予定。厳密に言えば尖閣諸島を通過した時点で日本領海に来てはいる。


引用 産経新聞http://www.sankei.com/photo/daily/news/170912/dly1709120017-n1.html) 

ジュネーブ軍縮会議の全体会合が12日開かれ、北朝鮮の韓大成駐ジュネーブ国際機関代表部大使が演説で、国連安全保障理事会が採択した新たな北朝鮮制裁決議は「違法で不法だ」と述べ、拒否すると言明した。最終的な手段により「米国にかつてない、最大限の苦痛を与える用意がある」と述べ、米国を強くけん制した。

日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H6Q_S7A910C1EA2000/

北朝鮮の韓大成・駐ジュネーブ国際機関代表部大使は12日の国連軍縮会議で、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮への追加制裁決議について「違法で不法な決議を全面的に否定する」と発言した。また北朝鮮の今後の対応を巡り「米国が過去に体験したことのない最大の苦痛を与える」と述べた。ロイター通信が報じた。

 産経は共同通信、日経はロイターを使用、北朝鮮の大使は、アメリカに対して最大の苦痛を与えるのか最大限の苦痛を与える用意があるのと報じている。

 苦痛を与えるといったなら、アメリカに対して宣戦布告をしているようにもとらえられる。苦痛を与える用意というのは、いつでも宣戦布告することが出来るという意味なのだろうと思う。

 そういう意味で、ロイターを基にする日経の記事が本当なら戦争状態に突入したと考えられるが、その辺り、日本国内で議論にならないのは、何時も北朝鮮アメリカを刺激する言葉でプロパガンダしているからだと思う。

 そのうえで日本国内やアメリカが冷静なのは、戦争状態に入っていないという認識で良いのだろう。ただし、北朝鮮にとっては、国際的制裁は当然国を疲弊させることにつながるためそういった制裁決議を受け入れることはできないと主張したのだろう。彼らにとってそういった未来は恐ろしいものなのだろう。

 だからと言ってアメリカや日本に先制攻撃を仕掛けたとして何の意味があるのかという理由から、日本国内の知識人と呼ばれる特権階級の方々は色々なことを仰られているが、そのどれもが高みの見物で自分に被害が及ばないと思っているために言葉遊びをしているようなものである。本当のことは判らない。

 太平洋戦争で日本がハワイを奇襲した時、アメリカはよもや日本が遠く離れたアメリカに対して攻撃を仕掛けてくるとはだれも信じていなかった。だけれども日本、攻撃したのはアメリカによる経済制裁に対する危機感だったと思う。国内が疲弊する前に、今なら勝てる可能性が無いわけではないという考えだっただろう。

 北朝鮮も状況的には似ている。ミサイル発射実験や核実験を行える体力はまだ残っているのだから、国内の状況として今なら何かを得られるのではないかと期待しているだろう。核を持ちそれをどういった状況で利用すれば相手が譲歩してくるかというところだろう。

 よもやアメリカに核ミサイルを発射して北朝鮮国内が無事に済むとは考えてはいないだろう。核ミサイルを発射した時点でキム王朝は崩壊すると考えてはいるだろう。それをするのは自分の今の座を失うと判った時だろう。

 だからその前に、自分の世界を守りたいと考えているのは分かる。

 という訳で、核ミサイル発射のボタンを押すのは、アメリカに向けて押すかあるいは自国民に向けて打つ可能性もある。だけれどもこのまま行けば自滅することは明らかで、もう一つの方法は、世界の情報網をズタズタにし世界を混乱を起こしてその混乱で生き残るかの手段しかないのではないだろうか。