準備不足

 晴れ、気温は9度。窓から見る秋晴れの様子に外に出てみると気温が低くてびっくりする。見たままと感じたままのギャップが凄い。このまま行けば日中は20度くらいは行きそうだが、もうあの夏の暑さは帰ってこない。

朝日新聞(http://www.asahi.com/articles/ASK9T71VJK9TUHBI02R.html)

北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は25日午前(日本時間25日深夜)、滞在先の米ニューヨークで記者団に対し、トランプ米大統領の最近の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長への批判について「明白な宣戦布告」と見なすとの声明を発表した。「(北朝鮮は)今後、米国の戦略爆撃機が我が国の領空に入っていなくても、撃墜を含むあらゆる自衛的な対応を取る権利がある」と述べた。

 この件に関しては、北朝鮮の方が先にアメリカに宣戦布告をしているだろうと小一時間問い詰めたい気分である。売り言葉に買い言葉ではないが、あれだけお互いに罵り合えば当然のことでもある。

 戦争が起これば被害が日本に及ぶことは間違いなく、それについての国会議論が何もないまま衆議院解散となった。これについては、北朝鮮との交戦ということを議論したくないため沸き起こった加計学園森友学園の問題追及に時間を費やし、それを煽り立てたマスコミも責任の一端はあると思う。

 森友問題は、追及すれば詐欺事件であり警察、検察に事件を任せるべきであったと思う。その事実が明らかになれば政府関係者や公務員法違反で追及すべきだったのである。

 だから、国民にはいざアメリカと北朝鮮が交戦状態になった場合、どのように行動すべきかの心構えが何もない状況に陥った。更に問題なのは、日本国内にいる北朝鮮のスパイの行動である。日本人を拉致し連れ去ったのは過去のことかもしれないが、そういった違法活動をしている北朝鮮スパイの存在は明らかである。

 更にそういった混乱に乗じて騒ぎを起こそうとする日本の反政府活動グループもいるだろう。そういったものが活動した場合、警察官で対応できるとはとても思えない。更に今話題の難民問題である。多くの難民が日本に押し寄せてきた場合その処理を如何様にするのか不明である。

 異常時の事態に備えた法律の整備等の準備を遅らせるために野党とマスコミが動いて感じもする。そういった議論をすることが改憲につながるという一種の視野狭窄で物事の本質を見誤されたのである。

 憲法が語るように一国の平和主義では戦争は防げない。多くの国と戦争が無い社会を作るために積極的に日本が関与すべきことであったのである。しかし、理想は理想である。そういった平和な世界を作るためには、戦争をしたいと考える人間の排除をまずしなければならないのである。

 その排除に方法は、軍事力であったり経済力であったりするわけで一つの方法で解決するものではない。そうやって人類はここまで来たのである。その人類自体の性格は変わらない。


 衆院議員選挙が行えるにあたって小池新党がクローズアップされている。反安倍の新聞は相当混乱しているようである。自分たちの命綱であった民進党の躓きで計算が狂い、小池新党が議席を獲得し自民党の独占を阻止して欲しいという書き方になっている。

 小池氏も明確に改憲派であり、議席を獲得すれば自民党に協力するだろう立場である。そういった情勢の中、敵の敵は味方という論理から民進党より小池新党に期待を寄せているのが判る。小池新党には多くの民進党離党者が加わるためある意味仲間意識があるのだろう。

 果たしてこの先世界はどう動くか中東で起きていた戦争が他人事だったのにすぐ近くで似たようなことが起きよとしている。