ドラフト

 晴れ、気温は3度。今日も良い天気になりそうである。台風22号も予想通り九州、沖縄付近で90度に右旋回する予報になった。少なくとも北海道には台風の影響はないと思われる。それでも沖縄は直撃は免れないので被害が無いことを祈るだけである。



 昨日は、ドラフト会議があったようでというか、何時もは夕方にやっていたように思うが昨日はゴールデン帯で特番があった。ちらっと見たら何やらお涙頂戴のドラマ仕立てのようで、日テレの24時間テレビのような番組だった。すぐさまチャンネルを変えて見るのを辞めたのだが、その会議で、日ハムが話題の清宮選手を引き当てたのは分かった。その時点で、また日ハム関係が大騒ぎするのと、朝のニュースはその話題を猛プッシュするのだけは想像がつき、結局その通りであった。

 日ハムといえばこの話も。

引用 北海道新聞https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140986

プロ野球北海道日本ハムの新球場建設を核とするボールパーク(BP)構想で、球団は25日、札幌市から道立真駒内公園札幌市南区)を新たな候補地として、今年中に正式提案してほしいとの意向を明らかにした。

 真駒内は、既に消えてしまった提案だったのだろうと思ったらそうではなかったらしい。札幌市の意向は、月寒ドームの跡地だったはずだが、日ハムはもっと土地を寄こせといういうことらしい。確かに日ハムが構想するボールパークという箱モノは上手くいけば大きな経済効果が上がるだろう。

 しかし、現実としてプロ野球人気が少しでも陰ってしまえばそれまでの話である。核となる日ハム人気が無くなってしまえばそれと一緒に店を出す企業も共倒れになる可能性が高い。パリーグにはソフトバンクが福岡で同様の試みをしているが、親会社がこけてしまえばそれまでだし、日ハムだけがプロ野球で潤ったとしても現実は他の11球団が潤う仕組みにしないと上手くいかないのは明白である。球団数が増えてそれなりの試合が日本各地で行われるなら別だが、話はそれからだろう。

 ということで、今更日ハムが真駒内案を今年中に出せと札幌市に要求したということは、既に札幌はあきらめたような感じなのだろう。札幌市内で真駒内は住宅街というイメージが強い。真駒内公園が広がり環境も良いが、あそこまで行くには交通の便は良くない。試合の度に道路渋滞を引き起こすのは間違いない。

 札幌市をあきらめた場合、残りは北広島になる。果たしてボールパークのような強大な複合施設があそこにできた場合、もっと交通網を整備する必要がある。その要がJR千歳線道道江別恵庭線になるがそれだけではここも道路渋滞や列車数などの問題は出てくるだろう。

 なんとなく日ハム主導で北海道をかき回すような感じがするが、北海道の将来を考えれば一つの活力のポイントになるのだろう。

 でも北海道のスポーツは野球だけではないし、サッカーだってバスケだってアイスホッケーやジャンプのだもプロスポーツである。その辺りも考えて欲しいと思う。