エルサレム

 曇り気温はマイナス2度。マイナスなのだが今までよりかずっと暖かく感じる。これは体が寒さに慣れたということだろう。

引用 ロイター(https://jp.reuters.com/article/un-assembly-idJPKBN1EF2TI) 

国連総会は21日に開いた緊急特別会合で、トランプ米大統領エルサレムイスラエルの首都に認定した決定は無効とする決議を賛成多数で採択した。

賛成票を投じたのは128カ国。9カ国が反対票を投じ、35カ国が棄権した。

トランプ大統領は同決議案に賛成票を投じた国には金融支援を打ち切る方針を示していた。

 この投票の結果については、安保理のような強制件はない。それでも多くの国がアメリカのそしてトランプの発言に対してノーと言っているということである。

 この先のことを考えるとイスラエルの首都をエルサレムと世界は認めないことになる。しかし、一度既成事実を作ったイスラエルは、アメリカの後ろ盾を得たことを根拠にそれを受け入れることはないだろう。

 権力ゲームというのはそういうものである。一人でも大声を上げ居座り続けることで、他があきらめるのを待つ。周りが集まって非難の声を上げても利害関係は薄いからである。イスラエルパレスチナの隣にいる国ならまだしもということ。そして丁度その周りの国は戦争で忙しいと来たら直接の利害は大きくない。所謂対岸の火事を眺めながら声を上げている輩は、対岸の火を消す努力はしていないと同じだからである。 

 これは、歴史の争いではない、首都をエルサレムにしなければならないという国家の宿命なのである。それを覆すにはやはり争いでしか解決できない。当然、武力衝突、テロと血で血を拭う戦いが続く出来事でもある。

 これを権力争いのゲームとみられる人は幸運である。何故ならそのゲームの駒に成る者たちは、その結果がどうなるかを知らずに死んでいくのだから。

 「悔い改めよ。天の国は近づいた」