クローン

 雪、気温はマイナス5度。今日はこのまま降りやまなければ相当の積雪がありそうだ。

引用 時事通信https://www.jiji.com/jc/article?k=2018012500892&g=soc) 

サルのクローンを誕生させたと、中国科学院チームが25日、米科学誌セル電子版に発表した。サルのクローン胚からの胚性幹細胞(ES細胞)作製は2007年に米オレゴン健康科学大チームが発表したが、代理母の雌に移植して子を誕生させたのは初めてという。

 サルは霊長類に属し人間に近い動物である。サルのクローンが可能であるなら人間のクローンも可能である。実際のところ既に人間の人工授精ができており、技術的には可能な技術であり日本でもやろうと思えば簡単にできてしまうだろう。

 しかし、公に認められないのはやはり道徳的倫理の問題をクリアできていないからである。その道徳的観念は、人間の誕生に手を差し伸べることを積極的に進めれば人間は子孫を残すために生きていくという生まれ持った本能を捨てることになるからである。

 今日本は少子高齢化社会を迎えようとしている。この技術が正しいとすれば健康で長生きできる遺伝子を持った子供を沢山生み出すことが可能だろう。あるいは運動能力に優れた遺伝子を持つ者、天才的頭脳、容姿端麗など思いのままに生み出すことが可能である。

 その部分に手を出せば人間だから幾らでもエスカレートし歯止めを失うことを人間は知っている。だから日本では人の細胞から人を作り出すことを禁じている。

 しかし、世界は広い。その縛りを持たない国や人は存在する。密かにそういった人間は中国以外でも生まれているかもしれない。

 未来には、遺伝子操作された人間と人工知能を持ったロボットが共存している世界があるのだと思う。