対 広島 1-0(ホームチームから見て)

 晴れ、気温はマイナス11度。

 土曜日に行われた試合、既に二日経ってしまった。DAZNで見ました。

 試合は、ミハイロビッチ監督の意図するパスと選手の動きに関しては、できた部分もあったしできなかった部分もあった。その中で光っていたのは三好選手なのだが、最後の決めるべきところを決めてくれれば言うことなしだった。

 後、ジェイ選手がペナルティエリア内で倒されたシーン。あれはPKだと思う。日本人の審判は、選手の体格を基準として笛を吹く。体がでかい選手は、体の小さい選手に押されても倒れないことという固定観念がある。あのシーン、幾ら体の大きな選手と言えど後ろから膝の後ろを押されればかくっとなるのは当たり前のことである。それをシミュレーションとして取るというのはやめて欲しい。

 確かにそういった審判を欺く行為をする選手は多い。それに引っ掛かり後で非難を受けることもある。あれが日本人選手だったら、例えば去年の鹿島戦で興梠選手に上手くやられたシーンなどは、今回のものと同じである。片方はファールで今回はファールではないというのは、少し納得がいかない。

 人間が裁くスポーツは誤審が付き物であるとは理解しているが、応援しているチームがされるとやはり腹が立つ。

 もう一つペナルティエリア内のハンドがあったが、あれは確かに体に腕が付いていたのでとらないのは普通である。

 こうやって書いていると惜しいところがそれだけだったのが残念である。好機は、キーパー正面あるいは枠外と評価するところが無い。だから負けたのだが。


 この試合の問題点は得点を奪われた場面の守備だろう。ボールを上げる広島の選手にディフェンスが3人よっているのに簡単に上げられて中は背の低い菅選手だけとなると入れられてもおかしくない。ボールに行き過ぎだし、マークはどうなっているのという疑問符が付く。

 いくら監督が守備について無関心だとは言え、浦和時代の時はゴール前は抑えていたと思うが、あれは自主的に選手たちが考えて動いていたのだろうか?

 監督の戦術は、ディフェンスラインを攻撃時に上げることが特徴である。だから裏にボールを入れられたときに後ろに素早く戻れなければならないため、CBにミンテ選手を入れたのだろうが、ハッキリ言って去年も同じだったがボールに行き過ぎである。彼がボールサイドに行かずゴール前に居れば得点を防げたかもしれない。

 その点でいえば福森選手もボールサイドおり戻り切れていない。その辺りの守備の形、去年の経験が生きていないのが凄く残念。


 この一試合で結論付けるのはいけないが、今シーズンは守備に泣かされる気がする。攻撃は上手く呼吸が合えばそこそこ得点できる選手はいる。守備は、福森、ミンテ、進藤の先発陣では、攻撃的選手が沢山いるJ1ではザルになるだろう。

 W杯前は、そういった守備には目を瞑り、攻撃の精度を高める取り組みをするのだろうが、取られたら取り返す試合ができない限り多くの勝ち点は望めそうにない。

 サポーターには我慢が必要である。