温暖化

 雪、気温は1度。昨日は、霙と湿った雪の除雪で腰を痛めた道民が多かったかもしれない。冬の難点の一つにやはりこの大雪がある。普通に降る乾いた更々雪なら全然面倒ではないが、湿った雪と吹き溜まりになった雪、後はそれが凍ったものは始末に困る。

 そのままほおっておけば必ず夏には消えてしまうのだけれども、生活していくうえでは支障をきたす。雪はスキー場などの本当に雪が必要なところに降り平野部に降らなければ北海道の暮らしは無敵である。

 しかし、冬季オリンピック地球温暖化の影響で限られた地域でしか開催できないのではないかと言われ始めた。開催できる地域が少なるということは、スキーそのものを楽しめる場所が少なくなるということである。

 今後アルペン競技、スノーボードなどの種目は、雪が無ければ練習にならないため、徐々に限られた人が行う種目になりそうである。そうなれば、屋内の製氷機を使ってできるスケートやカーリングなどの種目が主になる可能性もある。

 却って冬季オリンピックにe-スポーツなどのコンピュータゲームを加えると良いのかもしれない。夏季オリンピックよりも冬季オリンピックで行うと室内にこもることが多いから丁度あっているのではないだろうか。


 というのはあれだが、地球温暖化の表れとして以下のニュースがあった。

引用 京都新聞http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20180228000045

 太陽が全く昇らない冬の北極で、異常気象により平均気温が例年より20度以上高くなり、2月としては観測史上最も「暑く」なったとの分析を米カリフォルニア大の研究者がまとめた。地球温暖化で海氷が十分に大きくならず、海面から熱が放出されたことが影響したとみている。米紙ワシントン・ポストが27日までに報じた。

 米メーン大の分析では、25日にはセ氏0度を超えて2度近くまで上昇し、例年と比べ30度以上高くなったとみられる。これまでの記録では、北極の冬の12~3月で最も高かったのは2015年12月の2・2度だという。

 これだと北海道の方が北極より寒い日があったということである。更に、その他に北極の氷の厚さが薄くなっているというニュースもあった。これも北極の氷の面積が減ればそこに住む動物の絶滅も考えられる。人間以外の動物が絶滅の危機にあるということは、そののち人間も同じように絶滅する危機が訪れるということである。

 しかし、人間に警鐘をいくら流しても人類という括りで考えるとその動きは鈍い。温暖化というより考え方の温度差と言う奴である。