スパイ

 曇り、気温は3度。明け方に雪が降り庭に薄っすらと雪景色が戻った。暖かい日が来ると寒い日がまたやって来る。そういった季節である。

引用 徳島新聞http://www.topics.or.jp/articles/-/28444) 

英南部で4日に起きた神経剤襲撃事件で、元ロシア情報機関員セルゲイ・スクリパリ氏と共に被害に遭い、病院で治療を受けていた娘ユリアさんの容体が急速に回復し、重体の状態を脱したと英BBC放送が29日伝えた。事件解明に向けた捜査の進展に期待が高まりそうだ。

この話も底が見えない。その一つは、暗殺に使われた神経ガスである。イギリスは、このガスがロシア製のものと断じているが、果たしてそういった武器をロシアが国外で使用するものなのかということである。

 更に元スパイがどれ程の秘密を持っていたかである。元スパイと言われているが、もしかすると現役のスパイだった可能性もある。

 この辺り、そういった世界と無縁に暮らしていると実際そういうことが起きる世界の怖さを感じるが一方でやはり別な世界の出来事と感じずにはいられない。それは、やはり金正男が暗殺されたことと同様である。

 一時期東西宥和でスパイ活動は減るのだろうと漠然と思っていたが、現実はそうでは無かった。昔は軍事的な意味合いが強かったスパイ活動も今では経済に関わるものに変わってきているという。所謂、交渉相手の弱みを握るとか産業スパイのような活動である。

 その中で暗殺という行為が日常的に行われるようになり始め、スパイ映画のように殺し合いをしているのかも知れないが、それは一般市民には見えないところで行われているのかもしれない。それが今回一部明るみになり政治問題化しているのだろう。

 事件の起こったイギリスは、ジェームス・ボンドではないが、MI6という部門が有名だが、そのおひざ元で起こった事件はイギリスにとって自分の庭先で何をしているのだということなのだろう。目の前で公然と行われた行為に対して腹立たしいことこの上ないことなのだろう。

 果たして今後どんなことが明るみに出るのだろうか興味はあるのだが、外交官追放と同時にどういった落とし前が払われるのだろう。