犯罪者

 晴れ、気温は0度。最近気温が上がってきたので体がそちらの方向へ行こうとしているのだが、やはり寒い日が来ると体が付いていかない。

引用 TBS(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3330527.html) 

30日未明、埼玉県加須市のコンビニで、暴力団組員の男が男性店員をノミで刺し殺害しようとしたとして、現行犯逮捕されました。男は「誰でもよかった」と供述しています。

 殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、六代目山口組暴力団組員・山根豊容疑者(34)で、30日午前1時ごろ、加須市のコンビニで19歳の男性店員の脇腹など複数か所を持っていたノミで刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。男性店員は重傷だということですが、命に別状はありません。

 警察によりますと、山根容疑者は男性店員にコンビニの設備について因縁をつけ、外に連れ出したうえ、犯行に及んだということです。取り調べに対して、山根容疑者は「誰でもいいから人を殺したかった」と容疑を認めているということです。

 こんなニュースを見ると世間には○○ガイがいると思う。普段生活している分には、話をする相手は正常であるという前提で話している訳で、相手が異常者だということは相手をしてみないと判らないこともある。明らかに異常行動を取っている場合は、近寄らないのだが、少しあやしいくらいでは相手にしなければならない。

 その時に油断していれば相手に今回の事件のように刺されることもあるわけで、いつの世も油断大敵ということになる。今回の被害者の方には申し訳ないが、アメリカだったら銃殺されていたわけで、ノミだから命が救われたのだろう。

 

 いつも思うのだが、自分を含めて正常という人間は存在しない。どの人間も異常なのである。だから個性があるともいえるが、何故そう言うかと言うと正常という基準が誰の目から見て正常なのかジャッジする人がこの世に存在しないからである。多くの人は、自分でジャッジして自分が正常という基準を基に他の人を判断しているのだろう。

 そういう判断基準の他にやはりその人それぞれが持つ個性がある。その個性の出方によっては、今回のような犯罪を犯すほうに回る人は大勢いると思う。それはやはり何かのスイッチが入ってしまえば人はモラルという一線を越えて行動してしまうからである。

 その時、人は自分は自分の心に従った正しい行動を行っていると思っているだろうが、実は違うということは何時でも起きうる。

 今回犯罪を犯した犯人は、暴力団の構成員という普段から善悪の一線を越えていたのだから明らかに異常行動を起こす要素があったが、同様に日常では善良な人もその線を超えることはたやすい。