4月

 曇り、気温は4度。4月に入り気温は急に上がらない。当分、寒かったり暑かったりの寒い日が多く続くのだろう。しかし、4月になったので衣替えをしてしまうので外に出ると寒さを感じることになる。

 4月を迎え新入社員が入り何となく活気が出てくる。それは、今まである程度平穏だった空間に投げ込まれた石のような役割を果たす。その広がった波紋が落ち着くまでにしばらくは掛かるだろう。

 何時も書くが、いつも同じ日常が続くわけでは無いのにその変化に戸惑いを必ず感じる。何時もの時間の流れを変えて欲しくないという感情である。変化は自分自身の変化を要求するからである。それに対応することが億劫になったらそろそろ引退すべき時期に来ているのかもしれない。

 惰性で生きるならその中から抜け出す勇気も必要になってくる。その変化の対応が体の年齢ではなく精神の年齢が係ってくる。年齢が若くともそういった変化を嫌う人は、既に老化している。


 しかし、毎年この時期だけが日本全国一斉に変わる時期である。学校が始まって学年が上に上がるとか、学校に入学とか、本当に変わり目である。変わらない人が日本にいないくらいである。

 その変化の波にのまれながらもどこかに上陸場所を見つけしばしの安住の地を求めるのが人生でもある。