日大アメフト部

 晴れ、気温は15度。昨日は日中に気温が上がり夏日になったようだ。今日も日中気温が上がりそうである。

引用 時事通信https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052201200&g=spo) 

日大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が22日の記者会見で、監督だった内田正人氏らからの指示で危険行為に及んだと明らかにしたことを受け、日大企画広報部は声明を発表した。「『1プレー目でクオーターバックをつぶせ』という言葉があったことは事実」と認めながらも「ゲーム前によく使う言葉で『最初のプレーから思い切って当たれ』という意味」と主張。「宮川選手と監督、コーチとのコミュニケーションが不足していたことについて、反省している」と弁明した。


 この件、体育会系の悪い体質が出た事例である。以前から就職の採用では体育会系のメリットは礼儀と上下関係、忍耐力であった。これは、社畜を作り上げるのに重要な要素でもある。所謂上司にとって使いやすいということになる。

 しかし、これが悪い方向へ向くと、盲従、思考停止という恐るべき反作用を持つから厄介である。上下関係が厳しいということは反対に上に立てば下にそれを求めることにもつながり、手足のように動くロボットのような社員を作る可能性もある。

 長所と短所、上手く程々にいくと良いのにと思うのだが、そうは中々上手く人は動かない。更に最近の指導者(過去もそうかもしれない)長年指導を続けると自分が楽したいがために意のままに動く部下を作りたがる指導者が増える。自分では手を下さずとも自分の思うところを気付いて動いてくれれば楽なことこの上ない。

 更に日大アメフト部のように名門であれば尚更である。名門に入ろうとする部員が多ければ多いほど指導者の目は届きにくくなり班分けせざる負えない。それぞれの班に指導者を置くことになり、その指導方法にばらつきが出る。そのばらつきをなくすには画一的な訓練を徹底させることが均一な選手を作れる。

 名門の指導者にとって自分の目の届く範囲の部員さえ掌握すればそれで試合はこなせるからである。それが1軍という奴である。2軍からとか3軍とかから良い選手が出てこようが出てこないとかは特に気にしていない。そのスパルタ式の訓練からたまに異色の存在が出てくれば取り上げるだけで十分なのである。

 ただ日大の場合それ程選手層は厚くない。それでこのような事態が起きるのだから、ある意味指導者の能力不足ということなのだろう。