対柏 1-2

 曇り、気温は16度。ぐっと冷え込んだ。前線が東北地方に停滞し北側にある北海道は、寒気が入り込んだ状態になり全道的に気温が低くなっている。ここ数日は、それ程気温が上がらない日が続く。そして、台風13号が関東を直撃した後、進路を北に変えそれとともに更に北海道に冷たい風を運んでくる。言うなれば秋を告げる風である。

 太平洋高気圧の勢力も徐々に衰え、秋風が北海道を包む。何となく今年は暑かったような寒かったような夏だった。


 昨日は、久しぶりにドームに行ってきた。この前の厚別以来の生観戦になる。当日は、2万6千の人が入りドームはどこもかしこも満員状態。その人の多さを感じた。

 このゲームのスタジアムDJがあの彼女だったが、やはりスタジアムDJは男性の野太い声の方が落ち着く。何となくキンキンした声で選手名を叫ばれてもしっくりこない。きっと契約だろうから持ち回りで当たるのだろうけれど、この試合でなくともと思ってしまった。

 多くの人が訪れたので是非勝ち試合を見たかったのだけれど、負けたのは残念。それにしてもペトロビッチ監督はスタメンを変えない。ルバンカップ天皇杯は別だが先発は固定と言って良い。更に交代も決まってしまっているので選手のモチベーションの低下は起きるだろう。

 何故そんなことを言うかというと、先発で出ている選手のパフォーマンスが低下しているように見えるからである。昨日の決勝点も福森選手がボールを持った時に周りの動きが少なすぎた。きっと周りは彼が思い切り前に蹴ると考えていたのだろう。しかし、それが彼へのフォローを低下させた。

 疲れていたのは良くわかるが、昨日の試合柏の選手の走力は違った。その揺さぶりに嵌り最後は足が止まったように見えた。その差が試合の勝敗を分けたのだろう。

 相手の前線は単純な上下動を繰り返すだけなのだが、走力で劣り振り切られ後半は何度も危ない場面を作られ相手のシュートミスに救われた感じだった。あの上下動を繰り返された時の守備力の対応ができないというコンサドーレの弱点が露呈した。

 他のチームならあれだけ走ると後半は走れずに攻めなくなるのだが、そうでは無かった。

 ということで残留を確実にする勝ち点は得られずに終わった。できるなら次のドームで去年の残留ラインを越えて欲しいものである。