爆弾

 曇り、気温は19度。湿度が高く蒸し暑い状態である。台風20号は太平洋上を発達し、19号と同時進行で進んでいる。23,24日などは、丁度日本列島が台風に挟まれたようになる状況である。今週末の日本は相当な荒天が予想され旅行を計画している方たちは覚悟が必要である。備えあれば患いなしでもし行動するならそれ相応の対応が取れる日程にした方が良いだろう。備えあれば憂いなしである。


引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180821/k00/00m/040/171000c) 

海外のテロで使われたことがあるとされる高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」を製造したなどとして、愛知県警は20日、爆発物取締罰則違反と火薬類取締法違反の両容疑で名古屋市緑区の大学1年の男子学生(19)を逮捕した。学生は容疑を認め、TATPがテロに使われたことを知っており「爆弾を作って威力を確かめたかった」などと供述しているという。

 容疑は2016年12月22日、当時住んでいた同市名東区の自宅でTATP57グラムを製造、今年3月19日午後8時半ごろ、区内の公園に持ち込み、誘爆させるため導火線の付いた黒色火薬を爆発させたとしている。また、17年2月11日には、別の爆薬「四硝酸エリスリトール(ETN)」9グラムを製造、所持した容疑も持たれている。TATPより威力が強いETNの製造容疑での逮捕は全国初という

 こういったニュースを聞くと昔の赤軍派の事件やユナボマーを思い起こさせる。爆弾魔というのは一種の精神異常者である。男性に限らないかもしれないが、人間は何かを破壊したいという欲望をどこかにもっているはずである。例えば、花火大会のあの光の発生を美しいと感じるようなことである。

 それが高じると何かを本当に破壊したくなるのは何となく理解できる。それが思想信条と結びつくとテロ事件を起こすことになる。今回彼がこの段階で逮捕されたのは幸運だったかもしれない。もし彼が、破壊活動を活動の主とする組織に勧誘されていたら将来どれ程の被害を生む可能性があっただろう。

 彼がどの程度の罪に問われるか判らないが、ここで自分の興味の対象を変えることができればまだ人生をやり直せるはずである。これを幸運ととらえることを望む。