点滴異物混入

 曇り、気温は21度。蒸し暑い日になる。これも台風の影響で湿った暖かい空気が北に押し寄せられた結果である。台風19号が本州に上陸するまではこの暖かさは続くのだろうと思う。そうして土日にかけて風雨が強まるようになる。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180822/ddm/041/040/161000c

山口県下関市地域医療機能推進機構「下関医療センター」(山下智省(さとよし)院長)は21日、今月7日に使用予定だった点滴の輸液バッグ2個に針で刺したような穴が開き、うち1個には消毒液などに含まれる界面活性剤が混入していたと発表した。県警が器物損壊と威力業務妨害容疑で捜査している。

 この事件、余り大きなニュースになっていないが大口病院の事件と同様の犯行で手口も似ている。もし同じように点滴されていたら死亡につながる恐れもある。

 ただし今回の事件模倣犯と思われるが手口からして看護師ではない感じである。事件を真似た不審者という線が強い。保管している場所が外部からの立ち入りができる場所で、常に人が監視している状態ではなかったらしいので、その状態を知っている者ということになる。

 病院の中でそういった事が起こらないという前提で業務が行われているわけで、所謂性善説で成り立っているのが普通である。もし、そういうことが起こりうる前提で業務を行うのなら相当な負担を強いることになるだろう。

 もし性悪説で勤務を行うなら今までのようにお見舞客が自由に出入りするようなことはできなくなるだろう。或いは大部屋での入院もできなくなる。

 しかし、もし今後も類似の事件が起きることがあれば、人の出入りを厳重に管理する病院が出てきてもおかしくない。院内に何時でも人が殺せる薬品が置いてあり、患者は常時点滴をしている環境なら何時でも事件は起こってしまうからである。

 これはどこの医療機関にも起こりうる事件であり、警鐘である。