台風21号

 曇り、気温は22度。

 昨日の夜は大変だった。台風の接近とともに風は強くなり日を跨ぐころには一層増した強風で木々は揺れ地面に置いてあった植木鉢などが転がり始めた。それとともに雨も交じり始め雨風の台風の中にいることを実感した。

 しかし、テレビをつけても情報は画面の隅に表示されるばかりで肝心なところが分からずじまい。今の道内の状況を知りたいのに道内のテレビ局は情報を伝えることができていなかった。

 いつも非常時には番組を取りやめて緊急情報を流すNHKも通常放送体制であり、これなら視聴料を支払っている分を幾らか返せといいたくなるような状況だった。

 もしこの台風が都内を襲い被害をもたらしたならNHKは非常事態勢だろうし、ほかの民放も一大事だとばかり臨時ニュースを流し続けただろう。

 それはいつものことだから仕方ないとあきらめるしかないのだろう。まったくもって日本というのは東京中心に回っているのだとよくわかる台風一過だった。

 朝、通りを歩いているといたるところに木の葉が散乱し街路樹も全てとは言わないが幹の途中から折れている状態で被害のすごさを感じさせる状況である。幸い人命に影響はなかったようだが、本当に人騒がせな台風21号であった。

 もし、これが毎年日本に訪れるようならどんなことになるのだろう。これが異常気象の前触れなら今からでも対策をとる必要がある。