災害の備え

 曇り、気温は13度。週末から気温が下がり始め今日は13度の朝である。午前中は雨が降るようだが、それ以降は晴れ間が続くようである。


 台風21号と胆振東部地震と天災が続いたのだが、これが同時あるいは台風が後に来たらと思うともっと大変だったと思う。そういうなら地震が起きなければ何事もなく平常な日を暮らしていたのだからこんな仮定は無意味といえる。

 地震を経験し大切なのはやはり正確な情報をいかに早く得るかということに尽きる気がする。

 その正確な情報を伝えてくれるものはその災害発生時には誰も存在しない。また、最初正しいと思って伝えた情報も最終的には間違っていることもある。

 その一つが断水情報である。断水があると最初伝えていて最終的には断水が起きなかったが、この情報は、SNSで広まったのだが、その訂正は無かった。このあたりが情報のもろいところで訂正機能が正常に働かないとデマになってしまう。

 あとは、停電の問題である。外気温が比較的高い時に発生したためそれほど問題にはならなかった。もしこれが真冬の厳冬期だとしたら停電は凍死者を出す可能性もある。ただし、北海道での冬の災害は常にそういったことが起きることが前提で考えていく必要があると痛感させられた。

 情報とそれを得るための手段としての電気。さらに生活を支える水道、ガスなどのライフラインは確保できれば文句は無いが、その中で重要なのはやはり電気、水道ということになるだろう。

 食料品は、一週間程度なら何とかなることは今回の災害で分かったことである。冷蔵庫にある保存食、乾物、カップラーメンなどがある程度備蓄されていれば何とかなる。水も少しのたくわえがあれば何とかなるだろう。この先、それを考えてたくわえを増やすことも考慮するべきであると感じた。

 情報の取得であるが、テレビは電気がなければ役に立たないということが分かり、ラジオのありがたさが分かった。災害時はラジオである。そのためにも電池などの予備が必要であるし、非常用電源があればなおのこと良いと感じた。これは備えておく備品の一つであると思う。

 今回の震源の近くにある石狩低地東縁断層帯にも影響が及んでいるはずで、近々ではないがここ数年という単位で断層のずれが生じる可能性もある。その場合、札幌市を中心に大災害になる恐れもあるので、やはり備えあれば憂いなしである。くれぐれも喉元過ぎればよしとすべきではないことは確かである。