観光客キャンセル

 曇り、気温は19度。夜明け前に強い雨が降った。気圧配置の関係で太平洋の暖かい空気が北海道上空に入り込んだようだ。今までの寒さがうそのようである。

 今朝も余震があったが、発生から一週間が過ぎこれから本震が来る恐れは相当低くなったようである。ただし、別な震源からの地震はこれまでと同様にあるので、まだまだ安心であるとは言えない。やはり一月程度必要であろう。

引用 読売新聞(https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180913-OYT1T50111.html) 

北海道で最大震度7を観測した地震で、道内での宿泊施設のキャンセルが少なくとも50万人に達することがわかった。大規模な土砂崩れが起きた厚真あつま町での道路や農業用設備などの被害額は約157億円に上ることも判明。13日で地震から1週間となり、物流などでは復旧が進んでいるが、被害の深刻さが浮き彫りになってきた。

 震源地は胆振東部で大きな被害を受けたのはその周辺と液状化の被害を受けた一部の地域だけなのだが、全国ニュースで悲惨な場所ばかり取り上げられた映像が流れるため北海道全体が危険な場所と認識されてしまった。

 確かに北海道の被災地を中心にニュースにするのは致し方ないし、その現状がわからなければ復興につながらないので流すことは叱らないのだが、これも痛しかゆしで、観光地の予約客のキャンセルが相次ぐ結果になってしまっているのは残念なことである。

 9月、10月の連休があるシーズンは北海道にとってドル箱といってよい。観光客の来道で潤っている人も多くいる。それがバッサリ止まれば収入を得られなくなる人も大勢発生する。

 とはいっても今の時期流通網が復旧していないのですぐ来てくださいという訳にはいかず。もう少し時間が必要である。しかし、それも数日の単位であり、被害のなかったところにはどしどし来てほしいところである。

 釧路沖、十勝沖など地震があるたびにやはり観光客の足は止まる。しかし、そのころの観光客は国内旅行組であり今ほど盛況ではなかった。今や世界の国から観光客が訪れるようになっているため桁が違う。

 ただし、やはり安全安心な旅をするのが旅行客のためであるので今回の件は致し方ないと言える。