安倍対石破

 晴れ、気温は16度。良い天気が続く。天気図を見ると週末までは良い天気が続き、そのあと低気圧が前線を伴って近づいてくるので連休はあまり天気は良くなさそう。


引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180919/k00/00m/010/078000c) 

自民党石破派の斎藤健農相が、総裁選で安倍晋三首相(63)を応援する議員から辞表を書くよう圧力をかけられたとされる問題が尾を引いている。石破茂元幹事長(61)は18日、広島県尾道市の街頭で「斎藤さんはうそをつく人ではない。『石破を応援するんだったら大臣をやめろ』。いつからそんな自民党になっちゃったのか」と訴えた。

 自民党総裁選は、20日に決着がつく、それまでは石破氏の巻き返しを期待するマスコミという図式が出来上がっている。時の総理を何とかして地に引き摺り下ろしたいという意図がまるわかりというのもすごいもんである。

 マスコミ的には、モリカケ問題から始まる反安倍態勢は見事なものである。既に大勢は決まっており安倍総理の再選は間違いなく、国会も野党が軒並み地に落ちた格好なので総理大臣の任期は伸びることが予想される。

 もしこのまま安倍氏が再選され総理大臣としてその座に居続けたとしたらマスコミの負けであり、それだけ力が弱まったことを証明するのだろう。今まで、政治的に圧力を掛けることができると信じていたマスコミの方々はどのように考えるのだろう。

 しかし、安倍総理の任期もすでに期限があるため再選は無い。だとしたらその任期が終わるまでの期間ということになる。いつかはその総理の椅子から降りることは確実である。それまでの辛抱と思っているのだろうか。

 実際、新聞の販売数は減少の一途を辿り、テレビの視聴率は低下し、その低下分をインターネットが担っている。それは明らかである。

 また、インターネットは、真実と虚実が混ざり合った情報が流れているところで、その情報選択には情報を取得するものに拾捨選択の能力が必要である。それを無くしてはインターネットから正確な情報を得るのは困難である、そのための知識は必要になる。

 その点旧来のマスコミの情報は、虚実はあるのだが発行媒体でのフィルターを通すことである程度の信頼を得られるようになっている分それを利用する人にとってありがたい道具である。

 しかし、100の記事の中に事実を伝えない誤った情報が1,2つあってもそれを見たり読んだりする人はそれも正しい情報だと信じてしまうところが問題である。それを悪用すれば世論を操作できる。今までの過去のマスコミはそういった情報操作をしていた部分がある。

 それは、自分たちの信ずる方向に国民が誘導されれば国民は幸せになれるといった宗教のようなものである。直近でいえばやはり民主党政権の誕生だっただろう。その前の日本新党の時もそうだったかもしれない。マスコミが期待して応援して誕生した政権が、本当に国民を幸せにできたか判らないところに怖さはある。

 もし、国民を本当に幸せにできていたら今も政権は続いていただろうし、それが続いていないのだとしたらそれを実現できなかった証明となる。

 上にあげた例は、マスコミが望んでいたものではないかもしれない。その当時、国民は何かの変革を求めていた。その気分に燃料を投下しただけだったかもしれないが、その燃料の投下の役割をマスコミは果たしていた。

 そして、今回の安倍政権に対する対応は、燃料投下というよりは、自分たちの権力がどれほどあるのかを世間に知らしめるための行動であるかのように見える。もし安倍政権を引き摺り下ろすことができればまだまだ自分たちに力が残っていることを知らしめることができるというものだった。

 その戦いの結末ではないが、結果は20日に出る。その時マスコミは自分たちの力が衰えたということを再認識するのであろうか。