予想通り

 曇り、気温は14度。風が強く吹くため体感的には10度以下に感じる。夜中はずーっと雨が降り台風が去ったあとのほうが台風が来ているようである。


引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20181002/k00/00m/010/158000c) 

9月30日投開票の沖縄県知事選で初当選した玉城(たまき)デニー氏(58)は1日、米海兵隊が使用する米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、「米海兵隊の訓練を海外に移転できれば、普天間飛行場辺野古移設は不要になる」と述べ、在沖米海兵隊の運用のあり方について米政府と交渉するよう日本政府に求める考えを明らかにした。毎日新聞など報道各社のインタビューに答えた。

 沖縄知事選、予想通り玉城氏の勝利で終わった。いわゆる沖縄県民のバランス感覚が発揮されたと思う。今の日本が自民党の一党支配のような状態であるが故、かえって自民党以外の勢力を無党派層は好むという結果でもある。

 さらにモリカケ問題に端を発する安倍総理に対するマスコミの攻撃は、じわりじわりと影響を与え、安倍氏でも総理大臣は良いのではないかという空気が醸し出されているのだと思う。

 常に歴代の総理大臣が粗を探され攻撃されるのは、どの国でも同じである。その試練を乗り越えてこそ歴史に残る首相になる。これも独裁政治を生まないためのバランス感覚の一つなのだろう。それを否定するつもりはない。

 今回の沖縄知事選の結果は、接戦ではないだけに自民党に与える影響は大きい。このままでいくと地方選で自民党は苦戦する可能性が高い。

 その理由の一つに北朝鮮の強硬姿勢の軟化だろう。それが国民にあった緊張感を緩めている。あれだけ国民をヒステリーに陥らさせた行為を北朝鮮が行わなくなったことで日米韓の協力体制を弱らせたことは、金正恩侮るべからずといったところである。

 我々を脱力させておいて次の中ロカードを上手く使えばある程度の影響力を世界に示すことができる。あのまま行けば金正恩はこの世から消えていたことだろう。

 沖縄知事選の結果は、日本国内に波風を起こすことは間違いない。日本国経済のためには大きな波風はブレーキにしかならない。かえって自民党の候補が勝利していれば、辺野古も問題も簡単に解決したかもしれないが、沖縄県民は困難な解決方法を選んだといえる。

 何故なら辺野古ができなければ普天間の移転も遠のくことが決まったからである。辺野古ができれば普天間が返還されることが決まっていたのだからなぜという思いはある。もしかするとこの問題は永久に長引く可能性が出てきた。それも民意の結果なのだから甘んじて受け入れるしかない。世界の国が平和であればこんなことを悩むことは無かった。この先異常気象による食糧不足問題は、ますます多くの国々の問題となり国家間の対立は先鋭化するだろう。