フェイクニュース

 曇り、気温は10度。昨日の日中は雨が降ったり晴れたりで目まぐるしく気温が変わる。そして、今日も空はどんよりしている。


 今朝のニュースでコープさっぽろが北電を訴えるという話が報じられ、へーと思った。もしこの賠償が認められれば総額は北電がつぶれるくらいにはなるのではないかと思ったからである。

 確かに福島の原発東京電力が賠償金を支払っているのを見ればそれもありなのかと思うが、結局は電気を使っている使用者に対して電気料金に付加されるわけで消費者にお鉢は回ってくる。

 しかし、今回の地震が自然災害でブラックアウトが予見できるかというと不可抗力だと思うのだが、それがどの程度反映されるかは裁判で争われるしかない。

 と考えていたところをにコープさっぽろのホームページにお知らせが載っていた。

10月7日(日)北海道新聞の朝刊1、2面に、『コープ、北電に賠償請求へ 大停電 9億6000万円損害』のタイトルで記事掲載後、同内容の各メディアによる報道がされております。

北電に賠償請求とあるものについての記事内容は事実と異なっており、コープさっぽろ北海道電力に対して法的措置を取る考えはありません。

本件に関しましては、報道各社の皆様へもご報告させていただきました。

組合員さん及び関係各位に、ご心配とご疑念をお掛けすることになり、心よりお詫び申し上げます。

コープさっぽろとしましては、ブラックアウト(大規模停電)の原因と責任の所在を明確にすること及び電源の分散化や再生可能エネルギーの活用等、電力のあり方についての議論を進めることに意味があり、今後このような甚大な被害にならないように再発防止対策を含めて問うていければと考えております。 

 どうやら裁判で訴えるというのは、メディアの勇み足だったようだ。ただし、北電には何らかの申し入れを行うようである。

 ただし、このお知らせは昨日の時点でなされているようだが、コープさっぽろの考えは伝わらず今朝も全国ニュースで報じられているようで、テレビ局にはニュースの確認をするというような基本的なことはしていないようである。

 さらに言うとこのニュース訂正されずに今も全国に流されているので、虚位の報道となるのではないかと心配になる。このニュース北電やコープさっぽろにとって損害は大きいのではないかと思う。