大麻

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引用 CNN(https://www.cnn.co.jp/world/35127160.html)  

カナダで17日から、嗜好(しこう)品としての大麻の所持、使用が合法化された。

今年6月に上院で可決された法案を、同日から施行した。

18歳以上の成人は30グラムまでの大麻を公共の場で所持することができる。自宅で4株までの苗を栽培したり、食用に使ったりすることも認められた。

ただし未成年者による大麻製品の生産、流通、販売は禁止されている。

 大麻、日本では禁止薬物に指定されている。自宅で大麻を栽培すると大麻取締法違反となる。外国では、取り締まっても効果が薄い関係か、徐々にその吸引について見逃されるようになっている。

 なぜかというと大麻以上の麻薬が流通しており、大麻程度の犯罪を執拗に検挙しても麻薬の常用者を減らすことができないからである。

 覚せい剤やヘロイン、コカイン等の麻薬を摂取した場合と比べて大麻の副作用の出現が緩やかなのもあるのだろう。ただし、大麻を常用し始めるとそこから次のステップに行きやすいのは確かだろう。いわゆる敷居が低くなるという原理である。

 外国が大麻を解禁したからと言って日本も解禁すべきという論は自分は支持しない。上に書いたように麻薬に対する依存性が増すとともに、吸引を限られた場所に限定したとしても副流煙の被害ではないが同様の被害が現れる可能性があり、自分が好まないのにそういった影響を受けたくないからである。

 それは、たばこの煙にも言える。これだけ喫煙の制限がされたおかげで今ではそれほどたばこの影響を受けることは無くなった。自分が煙草を吸わない主義だとしたらその煙を吸わない権利がたばこを吸う権利と同様存在する。吸う権利と吸わない権利を持った人間が共同で生活するのならやはりお互いの権利を認める方法を模索しなければならない。

 日本も潜在的には国内で麻薬類が流通している。主に日本では覚せい剤が主流だが、厳しい取り締まり故にこれだけで済んでいるように思う。ここで大麻が解禁になればタガが外れることになると思う。いわゆる麻薬への入門者を増やす効果のほうが大きいと思うからである。

 医療用大麻という話があるがそれもまやかしである。今は医療にも痛み止めのために普通に麻薬が使われ効果が上がっている。その医療用の麻薬の中に今更煙を発生させる大麻を追加する必要はないだろう。

 必要のないものを解禁しろと騒ぐ人たちが存在するがそれは屁理屈だと思う。もし本当に大麻を自由に吸いたいのならやはりカナダに移住するべきだろう。それが幸せというものである。